めまいイメージ

広島でめまい(メニエル病)の治療を行っている漢方薬局ハーブスの情報サイトです。

ここではめまい(メニエル病)の一般的な症状、治癒(改善した)体験談、原因、漢方的な原因、および漢方薬による治療、関連ページなどについて書いています。

めまいとメニエル病について

めまい(眩暈)はありふれた疾患ですが、実際になると日常生活に支障をきたして、とても大変でとても苦痛な症状です。

めまいの中で最もよく知られているのがメニエル病だと思うのですが、これは内耳のリンパの問題で、西洋医学的にも確立した理論と治療があります。

ただそうでないめまい(眩暈)も沢山あり、原因のわからないものも沢山あるのです。

そういうものに関して言えば漢方は有効であるケースが多々あります。

実際に通常の病院での治療でうまくゆかないケースを漢方の視点から見ると、血流の問題やストレス・自律神経の問題がある場合が多いです。

もし自律神経系に問題があった場合、病院では精神安定剤が出されるケースもありますが、漢方であればより自然で穏やかなもので自律神経を調整してゆきます。

病院のめまい治療でうまくゆかない時ややり方に違和感を感じた場合は漢方を検討してみるのも一つの手だと思います。

めまいが治癒(改善した)患者さんの体験談・症例

数年続いためまいが3か月漢方服用で無くなりました!!

どこに行っても良くならなかっためまいが良くなりました!!

更年期障害の症状とめまいの症状が無くなりました!!

産後からの苦痛なめまいがなくなりました!!

一週間の漢方薬服用でめまいの症状は少し良くなっています

15年苦しんでいためまいと耳鳴りが改善してきています

2週間の漢方薬服用で食欲、吐き気、めまい、動悸、不安感が改善しました

ふわふわするめまいの患者さん約1ヶ月の漢方薬の服用で症状が無くなりました

めまい、気分が塞ぐ、だるい、掌がこわばる、体重が増加するetc等の更年期障害の患者さん、少し症状が改善しています

 

すべてのめまいの症例・体験談はこちら

一般的なめまいの原因と症状

めまいとは

これは病名ではありません。症状そのものです。この症状を起こす原因疾患は様々です。

ぐるぐるする回転性めまい(一番多いタイプのめまいです)

回転性めまいの症状

グルグル回って急に止まると周囲が回転しているように感じる、子供のころの遊びで経験する感覚に似ています

回転性めまいの原因

半規管を含む、内耳の障害によって起こります。内耳と脳をつなぐ聴神経(第8脳神経)や、脳幹と小脳の連結部の障害で起こることもあります。メニエール病も、回転性めまいの発作を引き起こします。メニエール病の原因は内耳の腫れに関連していると考えられています。ウイルス感染、外傷、アレギーで起こるメニエール病もありますが、しばしば原因は不明です。それ以外に回転性めまいを引き起こす病気には、他にも細菌やウイルス感染(ウイルス性迷路炎、帯状疱疹[たいじょうほうしん]、乳突炎など)、パジェット病、腫瘍(聴神経腫瘍など)、神経の炎症、内耳に障害を起こす薬(アミノグリコシド系抗生物質、アスピリン、化学療法薬のシスプラチン、フロセミドなどの利尿薬)の使用などがあります。

ふわふわする浮動性めまい

浮動性めまいの症状

頭やからだがグラグラ・フワフワ揺れている感じや、フラフラする感じと実際に歩くとふらつく感じも含めます。

浮動性めまいの原因

慢性期に移行した回転性めまいの病気
薬物(ストレプトマイシンなど抗生物質に多い)によるめまい
聴神経腫瘍
脳幹・小脳梗塞

クラッとする立ちくらみ

立ちくらみの症状

立ち上がった瞬間にクラクラッとしたり、長く立っていて目の前が暗くなる感じのことをいいます。

立ちくらみの原因

起立性低血圧
起立性調節障害

めまいと対処法

めまいはそれ自体も非常につらい症状ですし、日常生活に支障をきたすものですが、その症状の奥にはもっと命に係わるような重篤な問題が隠れているケースもあります。そのため、めまい及びめまいにともう随伴症状からいま発症しているめまいが緊急を要するのかどうかについて、ある程度の予測を行うことも重要です。ここではその基準となる症状などについて整理してみたいと思います。

すぐに病院を受診すべき(緊急性)めまい

脳梗塞や脳出血などのいわゆる脳血管疾患は命に係わる緊急性の高いめまいですこのようなめまいには随伴症状を伴います。その特徴を理解しておきましょう!!

・今まで経験したことがない激しい頭痛

・意識がもうろうとする

・ろれつが回らない

・手足がうまく動かない

・身体の感覚が低下(麻痺している)

 神経を基準にしためまいの分類

中枢性めまい

症状は軽いが持続性の場合が多いです。※両側方注視眼振も特徴の一つです。
※右をみれば右に、左をみれば左に眼振をするというものです。

中枢性めまいの原因

小脳・脳幹部の脳血管障害、腫瘍、変性疾患、脱髄疾患などです。

中枢性めまいの症状

1.脳幹障害(出血・梗塞)では、めまい症状の他に顔面・四肢の麻痺・シビレなどの症状が随伴する例が多いようです。

2.小脳障害(出血・梗塞)では、激しい回転性めまいや立位・歩行時にふらつき強いわりには、手足の麻痺・シビレはほとんど見られない例が多いです

末梢性めまい

周期性で合ったり、突発性であったりします。基本的に緊急性が殆どない場合が多いですが、症状は強く本人の苦痛は大きいのでまずは症状をとる治療を行うべきと言われています。傾向として低気圧のときに多いといわれています。

末梢性めまいの症状

突然歩けなくなるほどの気分の悪さや吐き気、嘔吐を伴うことも多いです。耳鳴り、難聴を伴うこともあり、突発性難聴を伴う場合は病院などでできるだけ早い処置を受けることが重要と言われています。

末梢性めまいの原因

メニエール病、良性発作性頭位めまい症、突発性難聴、前庭神経炎

末梢性めまいの症状

これは症状を引き起こす原因によってまちまちなので一概には言えません。

末梢性めまいの原因

うつ病・うつ状態・パニック障害・不安障害高、ストレス、更年期障害、自律神経失調症、血圧、低血圧(起立性低血圧*)、不整脈、低血糖、貧血など原因は様々です。

漢方からみためまいの原因

水毒(水分代謝異常)

漢方的にみためまい(眩暈)の中では最も多いものです。一般的にはメニエルに近い考えからです。身体の中に溜まった余分な水が悪さをした結果めまいとなると考えられています。

水毒に用いる代表的な漢方薬

苓桂朮甘湯
五苓散
半夏白朮天麻湯

瘀血(血液の滞り)

一般的に言う血流障害とか循環障害とか言われるものです。

瘀血に用いられる代表的な漢方薬

桂枝茯苓丸

血虚(貧血に近い症状)

全く一緒ではないですが現代の貧血に近い概念です。

貧血に用いられる代表的な漢方薬

当帰芍薬散

気虚(エネルギー不足)

現代てきなもので言えば低血圧や起立性低血圧に相当するものです。

気虚に用いられる代表的な漢方薬

補中益気湯

肝気鬱結(五志)(自律神経失調状態)

現代的にいえばストレスや自律神経失調症などの精神症状から派生して出てきためまいと関連するものです。

肝気鬱結(五志)に用いられる代表的な漢方薬

逍遙散
半夏厚朴湯
香蘇散

めまいの食養生

めまいでまず気を付けるべきこと

めまいの大きな原因の一つが水毒です。水毒とは一般的な理論では身体の中の水の偏在のことを言いますが、実際には多くの場合、過剰な水分が体に害を加えるような状況を指します。
そのため余分な水を摂らないことがめまいの養生法で重要なことなのです。ただし、まったく水を飲まないというのはまた間違っています。水毒の患者さんの多くはのどが渇いても水分を欲しないという方が多いのです。これは水分が本当に不足しているのではなく、体の中にはあるけれども水の動きが停滞して、口の付近に水がたまたまない状態なのです。そのためこういう状態で水分をたくさん取ると水分が過剰になってしまうためよりめまいを起こしやすくなります。水分はのどが渇いて飲みたいときに飲むのが基本なのです。ただし、夏場で、高齢もしくはお子さんの場合は脱水症状もあるので、ぎりぎりまで我慢する必要はないと思います。

淡い味のものは水分代謝を良くする

淡い味のものは水分代謝をよくします。例えばきのこ類は全般的に利水作用があり、からだから余分な水分を排出するのを助けてくれます。

冷たいものは避ける

東洋医学で水分代謝をつかさどっているのは脾です。脾とは胃腸のことです。ここの働きが弱ると水分の流れが悪くなり、水毒が発生しやすくなります。胃腸は冷えると働きが悪くなります。そのため冷たいものの摂取は極力控えましょう。

暴飲暴食を避ける

これも脾の働きを阻害してしまいます。そのため極力暴飲暴食は控えましょう!!

自然療法からみた眩暈の原因

西洋医学、漢方医学とは異なる自然療法の視点からめまいを見るとまた別の側面が見えてきます。

めまい治療に関して通常の西洋・東洋医学に不足していると思われる視点

側頭骨が変位している

側頭部が変位すると頭蓋仙骨の動きが悪くなり、側頭部周辺の循環不足が発生すると考えられます。

後頭骨が傾いている

後頭部中には小脳があるため、後頭部の傾きは小脳の本来持っているバランス機能を低下させると思われます。

仙腸関節に問題がある

ほとんどの方は仙腸関節に何らかの問題がありますが、それがあまりにもひどければ積み重なって最終的には頭部まで影響を与えてしまうのです。

ほとんどのめまいに循環障害(特に側頭部)がある

原因は側頭骨の変位が大きいとは思いますが、結果として冷えて水の流れが滞っている状態と考えられます。そのため温めることはとても有効な手段です。

めまいの何割かに眼精疲労が含まれている

毛様体の機能低下によるピント調整機能の低下が関係している場合があります。

内耳に慢性感染を起こしていることがある

最近では西洋医の中にもヘルペスウイルス説を唱える人が出てきていますが、ヘルペスだけではなく、状在細菌などの複合感染が起こっていると思われいます。

頭部に強い電磁波を浴びている可能性がある

電磁波は局所の血流を阻害します。メニエルなどの回転性めまいの多くは循環不全であることは東西を問わず一致した意見です。これも複合要因の一つと考えられます。

甲状腺機能が低下している

温熱療法家の中ではこれを支持する人が多いと思います。漢方的に冷える真武湯証の人などはこれと関連している可能性は大いにあると思います。

 

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メニエル病

原因別めまい

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ぐるぐるする回転性のめまい

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このめまい非常に複雑な感じです

 

以上が広島市にある漢方薬局ハーブスのめまい(メニエル病)に関する情報です。

めまい(メニエル病)に関する基本的な情報は変わりませんので更新することはありませんが、めまいの治療の症例やブログなどは更新していくつもりですので、また不定期にでも見に来てください。