掌蹠膿疱症について

このサイトは広島の漢方薬局ハーブスが提供する掌蹠膿疱症に関する情報サイトです。このサイトでは掌蹠膿疱症に関する代表的な原因や症状、漢方的アプローチなどについて書いています。ぜひ参考になさってください。

掌蹠膿疱症には漢方という方法もあります。

通常、掌蹠膿疱症は皮膚科の病院orクリニックで治療を受ける場合が多いと思いますが、ステロイドで根本的に治ることはありません。
漢方薬は体質改善によって掌蹠膿疱症が二度と再発しない身体づくりを目指します。急にパパッと良くなるわけではないですが、じっくり腰を据えて治療を行うのであれば漢方は適した治療法だと思います。

掌蹠膿疱症を漢方治療して完治・改善した患者さんの写真画像症例

足の掌蹠膿疱症の完治症例

足の掌蹠膿疱症の改善症例

足の掌蹠膿疱症の改善症例2

 

掌蹠膿疱症は良くなったり悪くなったりを繰り返しながら良くなります

掌蹠膿疱症は急に良くなることはありません。実際にはたまにありますが、かならず戻りがあります。実際の掌蹠膿疱症の治療は良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、徐々に良くなってくることがほとんどです。辛抱強く治療を続けてゆくことが重要です。
漢方薬局ハーブスはそのお手伝いをさせていただきます。

そもそも掌蹠膿疱症とは

手掌、足底に対称性に紅暈を伴う小水疱が散在性あるいは集積して発生し、膿疱となるもの。
膿疱は1週間程度で乾燥し、黄褐色の痂皮となるが、2~4週間のサイクルでまた再発を繰り返す。
膿疱が形成されるとき非常に痒みを伴う。

掌蹠膿疱症の原因

現代医学的には不明です。

ただし統計的に見ると慢性化膿性病巣が約30%くらいの方に見られるようです。慢性化膿性病巣とは歯周病とか、虫歯や、扁桃腺炎、蓄膿症などの細菌が原因となって生じる慢性疾患です。

また義歯による金属アレルギー説などもあります。

あとは掌蹠膿疱症を発症する方には喫煙者が多い為、タバコが原因なのではないか?と言われてもいます。しかし、掌蹠膿疱症の患者さんの中には上記のいずれにも該当しない患者さんもおられるため、現時点では不明ということになっています。

個人的には掌蹠膿疱症の患者さんは野菜の摂取が不足ているかたが多いように思います。そのため野菜の積極的を摂取をお願いすることもあります。

掌蹠膿疱症の患者さんに見られる傾向(特徴)

-喫煙者が多い
-糖質(甘いもの)を過剰摂取しているケースが多い
-野菜摂取不足のケースが多い
-肉食を好む患者が多い
-足が蒸れやすい生活(靴やストッキング、靴下など)が多い

掌蹠膿疱症の東洋医学的原因と漢方薬による治療

掌蹠膿疱症を漢方で考えた場合大きくは次のように原因を分類できると思います。しかし、すべての掌蹠膿疱症を下記の漢方で分類することは出来ませんし、多くの場合、原因は複合しています。実際には写真もしくは直接患部を見てみないとなんともいえません。

陰虚

身体の陰分(水分)不足が原因で起こる場合
代表処方:三物黄ごん湯

風湿熱

見えざる湿気や熱が原因し経絡、気血の流れを疎滯し、発症させている場合。
代表処方:十味敗毒湯

血虚血熱

血液の栄養状態の問題により皮膚の再生機能に問題を生じる場合、血液の不足により血液が熱を持ち炎症を起す場合
代表処方:温清飲

掌蹠膿疱症の養生法

  • 糖質(甘いもの)の摂取を控える
  • 肉類をや脂質の多いものを減らし、青い野菜を積極的にとる
  • タバコを控える
  • 足にできた掌蹠膿疱症はできるだけ蒸れないものを履く