漢方治療イメージ
過敏性腸症候群(過敏性大腸炎)には漢方薬という方法があります

このページは広島市にある漢方薬局ハーブスの過敏性腸症候群(過敏性大腸炎)の情報サイトです。

過敏性腸症候群(過敏性大腸炎)には漢方という方法もあるということを理解していただくために一般的な話と漢方的な話について書いています。

過敏性腸症候群の治療を受けられた患者さんのお喜びの声

ずいぶん長いこと悩んでいたのですが、勇気を出して行ってよかったです

過敏性腸症候群とは

腸に器質的な原因がない(潰瘍や炎症などはっきりした原因)のに慢性的な下痢や便秘、ガス過多などの症状が現れる病気で、緊張や不安などのストレスが原因で起こる腹痛や腹部不快感、便通異常を総称したものです。

これらは人によって症状が大きく3タイプに分けることができます。

下痢型

ちょっとした緊張がきっかけで腹痛が起き、すぐトイレに行きたくなります。

下痢や軟便が1日に何回も起こり、いつ便意をもよおすか分からないため、トイレのついていない電車には不安で乗れなかったり、駅ごとにトイレに行くといった状態になることもあります。

男性に多いタイプです。

便秘型

一般的には女性に多いタイプです。

腹痛や腹部の不快感があり、トイレに行ってもあまり便が出ず、出ても小さなコロコロの便になります。

不安定型

下痢と便秘を交互に繰り返すタイプです。

過敏性腸症候群の原因

不規則な生活、精神的な緊張や不安、ストレス、過労、暴飲暴食などです。

中でもストレスは過敏性腸症候群の最大の原因であるとされています。

過敏性腸症候群の一般的な養生法

下痢型

冷たい飲み物、香辛料、油分の多い食品、発酵食品など、腸粘膜を刺激し下痢を悪化させる食品や消化に悪い食品を避ける

便秘型

食物繊維・ビタミン類をとる、刺激物を避ける

不安定型

その時の状況に応じて対応する

過敏性腸症候群の漢方治療

基本原則:五志に効く薬(情緒・自律神経を安定させる薬)と腸に効く薬とを併用して両面から治療する。

五志に効く薬

自律神経失調症と漢方薬の中に書いている処方と基本的に一緒です。

腸の症状に使う主な薬

半夏瀉心湯・・・お腹が良く鳴る、ガスがたまりやすい
人參湯・・・お腹が冷える
六君子湯・・・食欲が無い
平胃散・・・胃もたれ、食欲不振、下痢を起こしやすい