流産止め(安胎薬)について|広島の漢方薬局ハーブス

流産止めイメージ

流産止め(安胎薬)について

流産止めとはその名のごとく流産を止める(予防)するために用いる漢方薬のことです。

別の言い方で安胎薬とも言います。

ここでは習慣性流産に用いる漢方薬と流産止め(安胎薬)との違いなどについて書いてみたいと思います。

流産止め(安胎薬)の漢方薬の目的

もちろん流産を防止するためのものなのです。

流産止めに使われる漢方薬の作用から逆算的に考えると流産止めの薬には次の様な作用があるのだろうと思います。

妊娠中毒症の予防

妊娠中毒症は妊娠時高血圧症ともいわれ、高血圧や蛋白尿、人によって浮腫みを発生させるものです。

流産止めに使われる漢方薬の中にはこれらに対する作用のあるものがあります。

切迫流産の予防

そもそも切迫流産とは流産しかけている状態を指す言葉です。

実際には妊娠22週未満で子宮から出血が見られた際には切迫流産という風に言われます。

つまり流産の兆候の重要な指標として出血があるということなのです。

そのため切迫流産の予防の漢方薬には止血効果があるものがあります。

それ以外に子宮の過収縮によって引き起こる(生理前の症状に近い)流産を予防するような働きのあるものがあります。

妊娠イメージ

流産止めは何でも止められるのか?

どんなものでも止めれるわけではありません。

ひどい染色体異常が原因の流産などは止められないと思います。

流産止め(安胎薬)で止めることができるのはそのままにしておくと流産してしまうというレベルの境界線上の方に限られるのだと思います。

ちょっと力不足のところに手を貸すくらいのものなのです。

そのため、逆にいえば流産止めを飲んでも流産してしまったようなケースでは、ちょっと力不足というレベルではなく、器質的異常があって、流産するのはいたしかたなかったのだと考えていただいた方が良いように思います。

東洋医学的にみた流産と妊娠中毒症

妊娠後のトラブルとして東洋医学的原因として多いのは水毒と血虚です。

水毒は字のごとく水の毒です。

余分な水が悪さをするということです。

たとえば、水が増えすぎて、血圧が上がる、水が増える過ぎてむくむなど妊娠中毒症の患者さんの原因の大きなものが水毒なのです。

また出血から生じる切迫流産の原因は漢方的には血虚なのです。

血が不足して血を止めることができなくなり、出血すると考えられるのです。

そのため漢方薬は補血するものが用いられます。

流産止めに用いられる代表的な漢方薬

切迫流産に用いられる代表的な漢方薬

芎帰膠艾湯・・・漢方的に血を補い、出血を止める働きがあります。

妊娠中毒症に用いる代表的な漢方薬

当帰芍薬散・・・補血作用と水毒に対する作用があるため中毒症だけでなく切迫流産にも使われることがあります。

内臓下垂が原因の流産止めに用いる代表的な漢方薬

補中益気湯・・・元気にする作用と昇提作用といって内臓を引き上げる作用によって内臓下垂が原因となって起こる流産止めとして使われることがあります。

高齢に伴う基礎代謝の低下による流産止めに用いる代表的な漢方薬

鹿茸製剤・・・高齢になってくると基礎代謝が低下し、それに伴って基礎体温が低下しがちです。基礎体温が低い方は胎盤や胎児の発育が遅くなります。そのような基礎代謝が低下しているときに鹿茸の入った漢方薬を流産止めとして用いることがあります。

 

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