卵胞期短縮症について|漢方薬局ハーブス

卵胞期短縮症の漢方治療イメージ

卵胞期短縮症とは加齢に伴って卵胞期(低温期)が短くなる病気です。

卵胞期が短くなるため全体の生理周期も短くなります。

世の中には生理周期がもともと短い方もおられますが、これは卵胞期短縮症には当たりません。

また思春期の生殖器系が十分発達していない段階似たように短い周期で生理が来ることがありますが、多くの場合それは無排卵月経ですので、この状態とは異なるものです。

卵胞期短縮症は加齢(老化)に伴って卵巣機能が衰えてくる結果として卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少してきます。

この卵胞ホルモン(エストロゲン)の減少を脳が感知して、卵巣機能を高めるために脳下垂体前葉から卵胞刺激ホルモン(FSH)を多く分泌します。

卵胞刺激ホルモン(FSH)は卵胞を刺激して卵胞の発育を促進します。この卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌が高まることによって、卵巣内の卵胞が刺激され、通常よりも早く 卵胞が育つようになります。

それに伴って排卵も早く起こるようになるのです。

そのため結果として生理周期を短くなってしまうのです。そしてその月経周期が24日以内で来るようになると頻発月経といわれる状態になります。

この卵胞が早く育つことによって妊娠の機会は増えることになりますが、 何度も書くように、この卵胞期短縮症は加齢(老化)に伴う卵巣機能の低下によって一時的に卵巣が活発に動いている状態です。

そのため、卵の質そのものは劣化(老化)してきているため、実際には妊娠しづらかったり妊娠しても流産しやすかったりすることが多いのです。

卵胞期短縮症の診断方法

卵胞刺激ホルモン(FSH)の軽度な上昇➡FSHの正常値は卵胞期(低温期)でおおよそ15未満(MIU/ml))

なので軽度な上昇とはFSH15~25(MIU/ml)くらいです。

月経周期の短縮➡以前よりも周期が早くなってきていることがポイントです。

卵胞期短縮症の病院での治療

卵胞期短縮症は妊娠を希望するか希望しないかによって病院での治療病は異なってきます。

卵胞期短縮症はいわば正常な月経のある方が閉経に向かっていく過程で誰しも経験する可能性のあるものです。

そのため妊娠を希望されないのであれば自然に様子を見るということ になります。

妊娠を希望する場合は排卵誘発剤やゴナドトロピン製剤など、生理周期を整えて卵胞を育てるような薬を用いるのが一般的です。

卵胞期短縮症の漢方薬による治療

卵胞期短縮症レベルの軽度な卵巣機能の低下の場合は漢方薬は非常に効果的です。

卵胞期短縮症の状態を漢方理論で考えると、血虚もしくは腎虚の状態と考えられます。

また、卵胞期短縮症は時期的には更年期障害の出始める時期と一致します。

そしてこの更年期障害を漢方理論で考えると血虚や腎虚、気滞(肝気鬱結)の状態であることが多いのです。

血虚とは女性ホルモンの不足や貧血などを含むんだ東洋医学独特の考え方です。

腎虚とは、ほぼ老化を表す言葉です。

更年期の状態といいうのは閉経に向かってゆく過程で生じるものです。

漢方では閉経(生理が起こらない状態)は生理を起こすための血が無いから閉経すると考えます。

でも、閉経の人は必ずしも貧血ではないですよね。

ここでいう血が無いの血とはすなわち女性ホルモンのことなのです。

血≒女性ホルモン、虚≒不足

つまり漢方でいう血虚とは女性ホルモン不足という意味で考えてもらえるとわかりやすいのです。

そして閉経は当然、老化の過程で起こるものなので、腎虚≒老化ともいえるわけです。

そして血虚に対する漢方治療としては補血を行い、腎虚に対しては補腎を行うわけです。

そのため補血作用のある漢方薬には女性ホルモン様作用があるといわれています。

そして補腎作用のある漢方薬には基礎代謝を上げる作用や、抗酸化作用のある成分が含まれているといわれているのです。

そのため、これらの症状に関して、血虚には補血薬、腎虚には補腎薬が使われるのです。

また更年期障害による自律神経や情緒の乱れの状態に相当するのが漢方の気滞(肝気鬱結)の状態なのです。

この状態は漢方的には気が詰まった状態なので、気の巡りを良くする漢方薬を用いるのです。

それが、疏肝理気薬といわれるものです。

血虚を改善する代表的な漢方薬(補血薬)

当帰芍薬散

腎虚を改善する代表的な漢方薬(補腎薬)

鹿茸製剤

気滞(肝気鬱結)を改善する代表的な漢方薬(疏肝理気薬)

加味逍遙散

血虚について詳しく知りたい方は➡血虚と基礎体温

腎虚について詳しく知りたい方は➡腎虚と基礎体温

気滞(肝気鬱結)について詳しく知りたい方は➡気滞(肝気鬱結)と基礎体温

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