早発閉経の漢方イメージ

このページは広島の漢方薬局ハーブスの早発閉経に関する情報ページです。

ここでは早発閉経で妊娠された方の体験談、概略、分類、原因、診断法、西洋医学的な治療、漢方理論による治療、関連ページ、関連ブログなどを載せています。

ぜひ参考にしてください。

早発閉経で妊娠をあきらめる前に漢方薬を試してみませんか?

漢方薬局ハーブスは不妊治療の中でも早発閉経に力を入れている薬局です。

一般的には早発閉経となると妊娠は不可能と考えられがちですが、まだまだ少ないですが、妊娠→出産まで至っているケースも出てきています。

今まで病院の治療だけでは卵が発育することが不妊治療を始めてから一度もなかった患者さんが初めて採卵できたり、無排卵月経を繰り返していた患者さんが排卵するようになったりするようなことも出てきています。

早発閉経は簡単な治療ではないので、すぐすぐ結果を求めるのは難しいですが、腰をすえて治療を行うことで、今までは持てなかった希望を持つことができる患者さんが徐々にですが増えてきています。

早発閉経の症例・体験談と不妊治療体験談

早発閉経で高齢不妊の患者さんの妊娠・出産体験談

早発閉経患者さんの妊娠・出産体験談

AMH0.37でFSHも上昇傾向でしたが神戸の病院と漢方の併用でもうすぐ出産です!!

AMH0.48、FSH26mIU/ml、39歳の患者さん妊娠しました

早発閉経と同時に子宮腺筋症で生理痛もある

その他の不妊治療体験談

ケース別不妊治療体験談

早発閉経関連ブログ

早発閉経の患者さんが実際に来られている治療の実際にについての記事などもたくさん載せています。

早発閉経関連ブログ

早発閉経とは

早発閉経とか早発卵巣不全とか言われるものです。

一般的に女性の閉経は50歳前後と言われていますが、最近では20歳代、30歳代の女性でも閉経するケースが増えてきていると言われています。

ここでは早発閉経の定義について書いてみたいと思います。

通常40歳未満の女性であれば生理は普通に来るものですが、この本来普通に来るべき生理が全く来なくなった状態をいいます。

日本産婦人科学会での定義は若干異なっており、43歳未満で閉経している場合ということになっています。

この状態を不妊治療の視点から考えれば、重度の不妊症といえると思います。

通常の不妊治療に比べ西洋医学、東洋医学を問わず、非常に難しいケースといえます。

20歳代の早発閉経は約0.1%、30代になると約1%の割合でいると言われています。

しかし絶対に妊娠が無理とは言い切れません。

私の漢方薬局でも出産に至ったケースもあります。

 

早発卵巣不全の分類

早発卵巣不全は大きく2つに分類することができます。

早発閉経

40歳未満で卵巣内のほとんどの卵胞が消失し、閉経の状態を迎えたものが早発閉経です。

ゴナドトロピン抵抗性卵巣症候群

卵巣内には卵胞がまだ存在するが脳下垂体から分泌されるゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)に対してうまく反応せず、卵胞の成熟や排卵がうまく起こらなくなった状態がゴナドトロピン抵抗性卵巣症候群です。

早発閉経の基礎体温

早発閉経の基礎体温は非常に軽度なものは黄体機能不全のような基礎体温になることもありますが、通常は無月経や無排卵月経の形をとることが多いです。(1年に1回くらい生理がくるケースはあります)

早発閉経の基礎体温

 

早発閉経 の原因

原因がわかっているのものは全体の中のおよそ2割程度だといわれています。

早発閉経 で原因がはっきりしているもの

ターナー症候群などの染色体異常、甲状腺機能低下症(橋本病)、重症筋無力症候群、リウマチ性関節炎、アジソン病など自己免疫疾患を併発する例が多いため、自己免疫との関連があるといわれています。

早発閉経 (早発卵巣不全)原因がはっきりしないもの

一般的にはストレスや無理なダイエット、過度な肥満などが原因といわれていますが、医学的には確定されていません。

閉経の診断法

続発性無月経が続いている状態で血液検査を行います。(無月経とは3か月以上月経が来ていない状態)

血液中のゴナドロトピン:卵胞刺激ホルモン(FSH)の濃度が高値で卵胞ホルモン(エストロゲン)の値が低値であるというのが大枠の定義です。

しかし厳密な診断基準は存在しないようです。

文献にもよりますが表記されているので多いのはFSH(卵胞刺激ホルモン)が40mIUml以上です。

ただし、検査データ上はFSH(卵胞刺激ホルモン)の値が26MIU/ml以上で閉経期と考えます。

エストロゲンの値が低値に関しては特に標記されていない場合が多いです。

そのため、E2:エストロゲン(卵胞ホルモン)の閉経後の検査値も文献によってばらつきがあります。(40pg/ml以下の数値で書かれていることが多いです。)

日本産婦人科学会では10pg/ml以下という見解の様です。

早発閉経 (早発卵巣不全)の西洋医学的な治療法

早発閉経 (早発卵巣不全)は一般的にはカウフマン療法という方法が一般的です。

人工的に黄体ホルモン、卵胞ホルモンなどのホルモン剤を用いて、生理周期を作り出す療法です。

この療法は早発閉経でも軽度なもの(FSH(卵胞刺激ホルモン)の値が26MIU/ml付近)には効果のでることがありますが、FSH(卵胞刺激ホルモン)が高くなってくるとなかなか良い結果が出ないケースが多くなります。

漢方理論から見た早発閉経(早発卵巣不全)の原因と治療

早発閉経(早発卵巣不全)の漢方の一般的な原因として考えられているのは、先天的な生殖器の機能低下(腎虚)です。

しかし実際に漢方薬で早発閉経の治療をしてみると、そんなに単純ではないということがわかってきました。

実際には漢方的な様々な原因が混ざり合ってその状態に至っているため、絡まった糸をひとつずつほぐしてゆくような治療になります。

代表的な漢方の原因としては血虚(女性ホルモン不足)や瘀血(血流・循環障害)、気滞・肝気鬱結(ストレスが引き金となって生じる身体的症状や自律神経失調症)や腎虚(先ほど書きました先天的な生殖器の機能低下に関する問題)などが代表的な原因です。

それ以外にも水毒(免疫異常など)も原因となることがあります。

その中でも早発閉経や高齢妊娠は普通の不妊治療ではあまり用いないような漢方薬を使うことがあります。

これらの薬を様々に組み合わせて服用していただくことで少しずつ良い状態に近づいてゆきその結果として卵が発育するようなことが起こり、さらに良い状態になってゆくと妊娠に至ってゆくのです。

 

気滞(肝気鬱結)

現代の状態に当てはめるとストレス状態、自律神経の異常などの状態と考えられます。

東洋医学で肝臓は気・血の流れを調節しているため、ストレスによって肝の気が滞ると気血の流れが滞り、それが女子包(生殖器)に行き渡らず、女子包(生殖器)の機能低下が起こって生じるものと考えられます。

。このストレスが通常では考えられないくらいにかかると早発閉経(早発卵巣不全)のような状態になると考えられるのです。

この状態の早発閉経(早発卵巣不全)に用いる代表処方

加味逍遙散

血虚

東洋医学の血虚は貧血の概念プラス、身体の栄養状態の低下、女性ホルモンの分泌低下などを含む概念です。

急激なダイエットは身体の栄養状態を急激に低下させ、その結果、血虚を招きます。

血虚があまりにもひどくなると早発閉経(早発卵巣不全)を生じさせると考えるのです。

この状態の早発閉経(早発卵巣不全)に用いる代表処方

当帰芍薬散

腎虚

腎虚は先天的な機能低下や老化(加齢)による機能低下を伴うものです。

ストレスやダイエットなどはっきりとした原因もなく早発閉経に至ったようなケースの場合はこの原因を考えます。

この状態の早発閉経(早発卵巣不全)に用いる代表的な漢方薬

鹿茸や紫荷車(プラセンタなどの胎盤エキス)などの動物生薬を含む漢方薬

瘀血

瘀血は簡単に言えば血流障害です。

ただ必ず血液がドロドロというわけではありません。

瘀血そのものが様々な原因で生じるのです。

冷えなどが原因で起こることもあれば、気虚と言って疲れが原因で生じたり、血が不足することが原因で生じたりすることがあります。

早発閉経の患者さんの場合、もともと瘀血を持っている場合ろ不妊治療でホルモン治療を受けた場合生じる場合があります。

この状態の早発閉経(早発卵巣不全)に用いる代表的な漢方薬

桂枝茯苓丸

折衝飲

など

早発閉経の治療の実際

早発閉経の治療にしては実際のところ、病院での不妊治療や漢方だけによる治療では難しいケースが多いです。

実際に出産に至ったケースや妊娠したケースはすべて漢方薬と病院での体外受精の併用です。

病院での体外受精で変性卵や空胞が続いていた患者さんも漢方薬を併用することで成熟卵になったり、初期胚凍結だったものが胚盤胞凍結まで進むようになったりすることがあります。

そのため、早発閉経の治療に関しては病院での高度不妊治療と漢方薬を併用をおすすめします

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