非結核性抗酸菌症(肺マック病)の患者さんの治療経過

非結核性抗酸菌症イメージ

 

現在、うちの漢方薬局には非結核性抗酸菌症(肺マック病)の患者さんが何名か来られています。

今日はとりあえず、そVれらの患者さんの中のおひとりの治療経過について書いてみたいと思います。

このブログを読んでおられる患者さんの中にはそもそも非結核性抗酸菌症(肺マック病)って何なの?と思われる方も多いと思います。

まず非結核性という名の通り、結核ではないのです。

結核は抗生物質の効きづらい菌で、昔は不治の病と言われた時代もあります。

現在でも年間2万人弱の患者さんが発症し、そのうちの約1割の患者さんが結核が原因で亡くなられています。

現在でも難治性の疾患と言っていいのではないでしょうか?話を戻します。

次に続く言葉は抗酸菌症です。

抗酸菌とは塩酸酸性アルコールによる脱色素剤に対して抵抗性を示す(脱色されいくい)というところからこの名がついたようです。→これ正直どうでもいい話です。

この病気の特徴は結核と同じ種類の仲間と考えられるのですが、結核菌とかとの大きな違いは結核菌は人を介して感染していきますが、非結核性抗酸菌症は感染しないといわれています。

それだと非常に良いように思われるかもしれませんが、抗結核薬があまり効かないため、西洋医学的には治療が非常に難しい疾患なのです。

そして結核に比べれば病気の進行が遅いのですが、治療法がほぼないに等しい状況のため、現在は結核の患者数を超えてきているのです。

それ以外の特徴としては中高年の女性に多いということです。

この非結核性抗酸菌症(肺マック病)の原因菌は一つではないのです

確認されているだけで10種類以上あるといわれています。

そこら辺の事情も単一の結核菌の薬が効かない理由かもしれません。

この疾患は症状としては無症状の方もおられます。

たまたま行った検査で偶然発見させることもあります。

自覚症状として多いのはやはり咳です。

非結核性抗酸菌症イメージ

あとは、痰や血痰、もっとひどくなれば喀血を引き起こします。

症状が重症化してくるレベルになると倦怠感や食欲不振などを伴うこともあります。

実際に患者さんを診ていると、ある程度進行している方は痩せてきているという印象をうけます。

それと並行してか、食も遅く、疲労感体感が強い印象を受けます。

それ以外に特徴として多いのが、知覚過敏のような症状をお持ちの方が多いように感じます。

今、見ている患者さんの多くにそのような感じが共通してみられます。

よく自覚症状で言われるのは胸が苦しい、とか息が苦しいとか言われる方が多いのです。

でも実際には組織的におかしくなって呼吸が苦しくなっている方は少ないように思います。

むしろ体の内側に対する感覚に対して過敏な感じがあります

今見ている福山の患者さんはやはり呼吸が苦しいといわれるのですが、状態としては漢方を飲み始めて、咳も収まってきていますし、レントゲンで見ても、もちろん通常の方に比べれば状態は良くないのですが、そこまで苦しくなる理由としては微妙なのです。

この患者さんには自律神経を調整するような漢方薬を非結核性抗酸菌症(肺マック病)の薬に追加することで改善するケースが多いのです。

つまりこの病気は情緒や自律神経の乱れが幾分か関わりあっているといえると思います。

つづく

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