更年期障害治療の中医学と日本漢方の違い|広島の漢方薬局ハーブス

更年期障害と漢方イメージ
かなり遠方から患者さんが来られました。
この方、いわゆる更年期障害にお悩みで来られたのですが、普段は中国の先生の更年期障害の治療を受けていて、漢方薬と鍼の治療などを受けているそうなのです。
今回はたまたま帰省して、ちょうど今まで飲まれていた薬も切れたため更年期障害の相談に来られたのです。
そして今まで飲んでいた漢方薬の処方の書いた紙を見せてもらったのですが、当たり前ですが、完全に中医学の処方でした。
ただ薬味(生薬)の数は極端には多い方でなく、かなり絞り込んでいます。
ただその生薬の中に、通常日本では更年期障害では使われない生薬が2味入っていました。
そしてこの2味は薬性が強いので処方をみた瞬間、副作用が出そうだなと思いました。
そしてお話を伺うと・・・やはり、薬を飲み始めてから関節の痛みが出てきているので、これが原因かなと思いました。
実際気功でチェックしてみると・・・やはりそうでした。
なんで更年期障害にこんな強い生薬を使うのだろう?と思ったのですが、患者さんからお話を伺うと、症状はさほど強くないのだけれど、なかなか漢方薬が効かなくて、種類をどんどん変えていってこうなったのだそうです。
でも薬を変えたおかげで一時更年期障害の症状はおさまったそうなのですが、またしばらくして更年期障害の症状が出てきたそうです。
それと帰省が重なったためうちの薬局に来られたのです。
この中医学の処方は基本的に腎虚(老化)と肝血虚(肝臓の血が足らない)という考えをベースにかなり冷やす2種類の生薬を加えているのです。
そこで日本で扱えて、関節に負担のかからない更年期障害の漢方薬で同じ理論に基づくものに変えてみました。
でも症状は変わりませんでした。なるほど・・・こんな感じだから、無理に冷やす漢方薬を入れることになったのだと思いました。
そこでこんどは発想を変えて日本漢方の理論で更年期障害を治療してみることにしました。
この方の更年期障害の症状はいわゆるのぼせです。これは日本漢方では気の上衝と考えます。
この理論に基づいて漢方薬を出しました。
それで再度様子を見てもらうと少し良いとの事。良かったです。
今回の更年期障害の治療は日本漢方の理論でうまくいきましたが、中医学より日本漢方が優れているということではありません。
今回の更年期障害に関してこの方の原因が日本漢方理論が近かったということだと思います。
大事なのはどの理論かというより、ご本人の症状が良くなるかということの方が大事なので、今回はこれでよかったということです。
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