このページは広島市にある漢方薬局ハーブスの動悸に関する情報ページです。
ここでは動悸の原因とそれを引き起こす病気、動悸の漢方的な原因、およびよく用いられる漢方薬、症例及び体験談などを載せています。
動悸とは
動悸とは普段感じない、心臓の鼓動の異常を自覚する状態です。
心臓の拍動を強く感じたり、拍動がとぶのを自覚したり、拍動が早まるのを自覚したりと症状は様々です。
動悸を起こす病的な原因
動悸は心配事や極度の不安や興奮でも起こりますが、これら一過性の問題は病気ではないので気にする必要はありませんが、何も特に理由もなくとか、些細なことで動悸が出る場合には注意が必要な時があります。
ここでは動悸を引き起こす病的な原因を挙げてみたいと思います。
不整脈
不整脈はその名の通り脈が乱れる症状ですが、その多くは期外収縮と言って病院に行っても治療の対象にはならないものがほとんどです。
しかし、中には心房細動や心室細動など命に関わるようなものもありますので、一度は病院で調べてもらうことはしておくべきだと思います。
狭心症・心筋梗塞
心臓自体に栄養を運ぶ冠状動脈が動脈硬化やスパスム(けいれん)を起こして、一時的に血流不足になることが原因で生じる疾患です。
症状としては、動悸以外に胸の真ん中付近に激痛、息切れなどが生じます。
不安神経症(パニック障害)
精神・神経的な問題がある場合、動悸はその症状の一つとして出てくる場合が多いですが、中でも不安神経症(パニック障害)は動悸の出やすい疾患の一つです。
自律神経失調症
精神的な問題が無くても、自律神経がもともと乱れやすい方の場合は自律神経失調症が原因で動悸がでてくることがあります。
更年期障害
40代~50代にかけての女性ホルモンのバランスの乱れが更年期障害を引き起こしますが引き起こしますが、この更年期障害の症状の一つとして動悸がでることが多くあります。
貧血
貧血の場合、全身の酸素不足になりやすいため、通常よりも心臓が活発に働くため動悸を引き起こすと考えられます。
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)は新陳代謝が盛んになる結果動悸も生じやすいです。
病院での動悸の治療
病院での動悸の治療は決まっているものではなく、それぞれ動悸を起こした原因疾患に応じて治療することになります。
動悸の症例及び体験談
パニック障害の患者さん1か月の漢方薬服用で再び落ち着いてきています
2週間の漢方薬服用で食欲、吐き気、めまい、動悸、不安感が改善しました
更年期の症状の体のだるさ、目の重さ、頭が重い、肩こり、動悸、息がしずらい患者さん一週間の服用で少し改善しています
半年悩んでいた更年期障害の動悸が1か月半で完全に良くなりました
更年期障害由来の高血圧が原因のめまいと動悸、1つ峠を越えました
バセドウ病(甲状腺機能亢進症)と言われましたが甲状腺の数値が正常値になりました!!
あの頃の更年期障害がウソのように晴れ晴れとした日々を送っています
動悸と漢方
動悸を生じる原因は漢方的には気虚、気滞、気の上衝、血虚、瘀血など様々です。
そして、原因が複合していることもあります。
そこため、ここでは漢方的原因別の代表的な漢方薬を書いておきます。
気虚・・・炙甘草湯
気滞・・・半夏厚朴湯
気の上衝・・・苓桂朮甘湯
血虚・・・四物湯
瘀血・・・冠心二号