現在、息子さんの夜尿症の治療に通われているお母さんから自分もみてほしいというお電話がありました。

病院に5~6年通っていて、全く良くならなかった夜尿症が漢方服用してわずか1ヶ月でもう1/3(今まではほぼ毎日だったのが30日のうちおねしょしたのが10日)まで減っているのに驚いて、自分も相談をしたいということでした。

早速来ていただいて、症状伺いすると、おそらく更年期障害だろうということです。
年齢的には40代の中頃に入ってきています。
確かにこの年齢から考えると更年期障害の可能性は高いです。

実際に症状伺いすると、体のだるさや目の重さ、頭が重い、肩こりもともとあったそうなのですけども、それが異常に酷いそうです。
それ以外にも息がしづらいや胸がドキドキするなどの症状もあるそうです。
ただし、ホットフラッシュはないそうです。

ただ、昔は冷え性だったものが、最近はむしろ冷えるというよりも暑いと感じることの方が多いようです。

喉の詰まりはないそうですけれども不安感は常にあるそうです。

今まではルビーナという市販の漢方薬を飲んで飲まないよりはマシなのだそうですけれども、症状がやはりすっきりせず、少しでも良くなりたいということでご相談されたそうです。

漢方薬局ハーブスイメージ

そこで先ほどの問診内容に追加して、漢方的な問診を加えて、さらに舌の状態をチェック するなどの東洋医学的なチェックを加えて、総合的に考えてみたところ、この方の場合は瘀血(血流障害)が大きな原因になってるのではないかと思いました。

そのため瘀血の薬をベースにして、水毒(水分代謝の問題)の漢方薬を併用する形でとりあえず一週間様子を見ていただくことにしました。

最初はこの患者さん、一週間で症状が変わるのかどうか疑問に思っていたようですけれども、実際に一週間後に来られた際に症状をお伺いしてみると・・・今までより良いということです。

症状としては頭痛と目の重さはあまり変わってないようですけれども、それ以外の不安感、息苦しさ、動悸、身体のだるさなどの症状は明らかに改善しているそうです。

漢方薬は1週間飲めば必ず改善するわけではないですが、薬が合えば、患者さんが思っている以上に早く改善することはよくなることなのです。

通常、一週間で自覚症状が大きく変化している場合は大きく薬を変えることはないのですが、一応確認のため、この薬が合っているか再度チェックすしてみました。

漢方薬イメージ

そうすると・・・まだこの漢方薬で合っているようでした。

そのため、さらに2週間服用して様子を見ていることにしました。

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