二人目不妊の患者さんから電話がありました。

この方、一人目は病院と並行して、私の漢方薬局で不妊治療を受けられて妊娠・出産されたのです。

それで二人目もということで約2年前に、再び漢方相談に来られたのです。

その時には病院では人工授精をしていて体外受精も勧められているような状況でした。

この時、この患者さんは40歳の高齢不妊の年齢で、この段階で、この患者さんもAMHは0.29でかなり残卵数が少なくなっている状況でした。

それ以外には生理周期が普通の人に比べてやや短い 感じでした。

ただ、幸いなことに、出産後の体のダメージみたいな物は残っておらず、あと気になる症状というのは冷え性ぐらいでした。

そして、そらに、この患者さんの基礎体温を見せていただいたのですが、現在のところは問題なしという感じでした。

これらを総合して考えたとき、体質的な不妊症の問題はなさそうですけれども、年齢に伴って出てくる不妊症の原因はあるかもしれないなと思いました。

そこで実際、ツボを使って東洋医学的な問題をチェックしてみると、やはり高齢不妊や更年期障害に用いるような漢方薬が合っている感じでした。

そこで、そのような漢方薬を服用していただいて、2週間ごとに体の状態をチェックするということを続けました。

その間に体外受精の採卵や、取れた卵を戻すことも何回かしたのですけれども、思うような結果が出ず!予算的な問題や病院での不妊治療続けていくストレスなどもあって、最後は私の薬局で漢方治療だけを行っている形でした。

そして、この患者さんの漢方の不妊治療を2年弱続けた段階で、漢方的な視点から見た不妊症の問題はすべて改善したように私には感じたのです。

そのため約3ヶ月前に一旦漢方薬による不妊治療は終了してはどうか?

という話を患者さんにお話ししたのです。

漢方治療イメージ

ただ、この時点でこの患者さんは42歳になっていましたので、突然、高齢による不妊症の問題が新たに出てくることはよくあることなのです。
そのため、とりあえず3ヶ月経ったら基礎体温や体調に変化がないか連絡してくださいという話をしておきました。

そしてこの患者さんからおよそ3ヶ月経ったので連絡しましたという電話を受けたのです。

そしてこの時に何か体調に変化ありますか?とお伺いしたところ、「妊娠しました!!」とのこと、正直、かなりびっくりしました。

この時に、この患者さんは病院には通っておらず、自然妊娠したということでした。

体外受精で妊娠しなかったのに自然妊娠したというのも嬉しかったですし、

3ヶ月前に漢方的には不妊症の問題は全て改善たと感じた自分の感覚に間違いがなかったということも嬉しかったです。

また、この患者さんのご主人に関して、勃起障害(インポテンツ)に関してのご相談を受けてその漢方治療してある程度改善したということもあってなおさら嬉しい気持ちになりました。

現在、妊娠6週ということでまだまだ安心はできない状況です。 こんばんは母子ともに順調であればと思います。

本当に良かったです。