チョコレート嚢胞で漢方相談に来られてる患者さんがおられます。

最初に漢方相談に来られた時は、左右にチョコレート嚢胞があり、その大きさもそれぞれ4~5cm、3~4cmという感じで、あともうちょっと大きくなってくると手術しなければならないレベル でした。(一般的にチョコレート嚢胞で手術を勧められる可能性が出てくるのは5cm以上です。チョコレート嚢腫が破裂する可能性が出てくるのがおよそ6cm以上からです。ただ、中には10cm以上のチョコレート嚢胞がある方もおられるみたいですが・・・)

なおかつ生理痛もかなり重く、生理の時は痛み止めを飲まないと仕事にならないいわゆる月経困難症でした。

そのため、まず最初はチョコレート嚢胞の治療と並行して生理痛(月経困難症)の治療を行いました。

生理痛(月経困難症)の方の治療は比較的順調にいき、服用1ヶ月で痛み止めが必要ないという状況になりました。

しかし、チョコレート嚢胞を小さくするのはなかなか大変でした。

この方は40代なのですけれども、 ここ数年で急激に子宮内膜症が悪化してチョコレート嚢胞も 大きくなってきていたのです。

つまり病気に勢いがあるのです。

チョコレート嚢胞は漢方理論で考えると、その原因は瘀血です。(瘀血とはドロドロ血の状態や血の塊がある状態です。)

そのため漢方的に治療を行う際はこの瘀血を取り除く治療、具体的には活血薬という漢方薬の種類を用いて治療を行うのですが、実際に瘀血の治療だけではうまくいかないことが多いのです。

そのため、最近では免疫の調整をするような漢方薬を併用することで、以前よりは小さくするスピードが早くなったのです。

現在は4~5cmくらいだったチョコレート嚢胞が3~4cmに縮小し、3~4cmだったものが1.5cmくらいまで小さくなってきているのです。

実際、子宮内膜症の治療を重ねてきて言えることは、子宮内膜症にしろ、チョコレート嚢胞にしろ、その子宮内膜組織を消すのはなかなか難しいですが、痛みを取り除くことは比較簡単にできるということです。

現在、この方には子宮内膜症に対するまた新たな漢方治療を試みている最中です。

また良い結果が出たらお知らせしたいと思います。

さらにチョコレート嚢胞で妊娠された方の症例や治療などに興味のある方は➡チョコレート嚢胞

子宮内膜症の治療に興味のある方は➡子宮内膜症

をそれぞれ読んでみてください。

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