過敏性腸症候群の患者さんが来られました。

この患者さん、家族全員うちの患者さんで何かあるとご相談に来られます。

最初はお母さまからのご相談で来られたのです。

症状は腹痛と下痢です。

過敏性腸症候群の大きな原因はやはりストレスだと思うのですが、この患者さんも例外なくそうでした。

そしてこの方のストレスは現在の状況に伴うものでした。

ストレスにもいろいろありますが、自分自身でどうにかできるものとできないものがあります

自分でどうにかできるものに関しては、ストレスをうまく緩和させる自分なりの方法を見つけることができれば、思った以上に早く改善することがあります。

なので、可能な方には、その方に応じたストレス発散の方法を提案するのですが、この方は状況的に難しいのではないか?と感じました。

そのため、この患者さんには漢方薬の服用による改善のみで対応しきてきました。

この患者さんは、過敏性腸症候群を起こしている漢方的な原因は2つあったようで、1つめの原因の改善だけでは症状の改善にムラがありました。

その後、2つめの原因をある程度治療できたあたりから安定した状態が持続するようになりました。

気が付けば治療を始めて約7か月が経過しました。

それでも、そろそろゴールが見えてきました。

患者さんの表情も明るくなってきています。

もう一息です。