患者さんの紹介でがんの患者さんがご家族の方と一緒に来られました。

この方、もともとは大腸がんだったのですが、現在は肝臓に転移して、その転移した方の肝臓がんの成長がすすんでいるそうです。

転移しているので当然ステージ4なわけです。

しかし・・・というか・・・

もし、ガンだと聞いていなければ、そんな風にちっとも思えないくらい快活で元気な方です。

ご家族の方も同様に元気な方でした。

「どうせならピンピンコロリがいいよね~」とご家族の方と明るくお話しされていました。

それでもご本人いわく、抗がん剤をしたあとは食べれなくなったそうです。

抗がん剤の治療が1クール終了してやっと食べれるようになってきたそうです。

体重も治療で5kg落ちたそうですが、もともとがやや肥満だったので5kg落ちても体力が極端に落ちたわけではないそうです。

しかし、余命半年と言われ、じゃあ漢方でもやってみようかな?くらいの感じで来られたのです。

そこで、がんの方に用いる漢方薬を服用していただくことにしました。

それからは、ご家族が代理で相談に来られたり、ご家族と一緒に来られたりしながら、半年以上が過ぎました。

漢方相談に初めて来られた時点で、余命宣告受けて半年近く経っていたので、気がつけば約1年経過するそうです。

余命宣告から半年経っても生きているし、がんマーカーも一番悪い時より少し良い数値が出ているので、漢方薬も効いているかもしれないと言われていました(笑)

そこで最近の様子をお伺いすると、今はめちゃめちゃ元気で、食欲もめちゃめちゃ出て来て、お腹が空いて朝起きるそうです。

このおおらかな感じがきっと良い効果を生んでいるんじゃないか?

と思いました。

とにもかくにも、とりあえず、漢方薬が多少でも効いていると思いますし、ご家族もご本人様もそう思っていただいているので、基本、同じ漢方薬で様子をみていただくことにしました。

とりあえずは良かったです。

ホッとしました。