アトピー(湿疹)の治療と漢方薬の切り替えのタイミングについて
アトピー性皮膚炎や湿疹の治療をしていて一番困るのは薬の切り替えるタイミングです。
この薬の切り替えるタイミングとは西洋医学から漢方薬ということではなく、漢方薬から漢方薬への変更のタイミングのことです。
アトピー性皮膚炎の場合、一つの薬で最後まで改善させるのは難しいことが多いのです。
そのため、身体の状態の変化や季節に応じて漢方薬を変更していかないといけないのです。
そこを見誤ると悪化し始めてくるのです。丁度今がその時期にさしかかったところだと思います。
今まで順調に行っていた患者さんの状態が悪くなってきているのです。薬は当然変更していません。
多少の分量を変更することはありますが、基本的には一緒です。
アトピー性皮膚炎の場合ここが難しい所なのです。新しい原因で
、でてきた症状なのか、現在の症状に若干だけ薬がずれて出てきているのかというところです。
もし新しい原因であれば、それに見合う新な薬を追加しなくてはいけません。
しかし今まで薬が合っていた時、どうしても今までの薬を微調整して出してしまうことが多いのです。
アトピー性皮膚炎の場合合わない薬を服用すると一気に悪くなることがあるからです。
本当にここの見極めが難しいです。丁度今の時期は乾燥による皮膚の荒れが最盛期ですし、花粉が飛び始める時期なので花粉による皮膚の荒れが生じ始める時期なのです。
それと同時に今乾燥のピークですが、ここから徐々に外気が湿気を帯びてきます。
その湿気に対して反応する患者さんもおられるのです。
この様々な原因の中からその人の悪化した原因をうまく捕まえることがとても重要になってくるのです。今からがまた正念場です。
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