HPを見て少し遠方からご相談に来られました。
ご相談の内容は手の震えと声の震えだそうです。
この症状はご自身が物心ついたころ、(小さい頃)からずっとあるそうです。
ただ病院では治療を受けられていないという事でした。
この症状になったきっかけについて伺うと、本当に昔からあるため、何かがきっかけで起きたということでなく、生まれつきでないか?と言われていました。しいて言うなら、父親も同じような症状があったという事で遺伝的な要因が強いのではないか?と言われていました。
どんな時にこの症状が出るのか?お伺いすると緊張すると出るそうです。
どの程度の緊張か?をお伺いすると、ものすごい緊張ではなくても出るそうです。
このものすごい緊張でなくても出ることがかなりストレスみたいでした。
もっと具体的にどんなことでこの震えが出るのか?をお伺いすると・・・
例えば、コンビニで買い物した時、店員さんと簡単な会話とおつりの受け取りをするくらいのレベルでも出るそうです。
ラーメン屋でのお勘定の時くらいでも出るそうです。

また、車の運転でも症状が出るそうですし、例えば計量カップで水の量を測ったりするのでも出るのだそうです。
それ以外には、この患者さんは現在バイトをしているそうなのですが、バイト先で先輩や上司の人から仕事を教えてもらう際にも手が必要以上に震えるそうです。
ただし、症状の持続はそれほど長くはなく、基本的には毎日症状が出るわけではないそうです。
ただ・・・もう少しお話をお伺いすると、この症状が出るのが嫌で極力そういう場所に行かないようにしているみたいなのです。
なので、結構状態として良くはないと思いました。
そして、この一連のお話をお伺いして、これは間違いなく精神的な問題が影響しているだろうと思われました。
そこで、この患者さんの性格的な特徴に関するお話をお伺いし、さらに東洋医学的な体質に関する質問を行い、この患者さんに合うと思われる漢方薬を2週間分出してみることにしました。
そして2週間後来られた際に様子をお伺いすると・・・
緊張した時の震えが少し改善している気がするそうです。
それと、寝つきが良くなったそうです。
寝つきのことはあまり意識していなかったのですが、確かに漢方の問診表には寝つきが悪いと書いてありました。
そして寝つきは漢方薬を服用始めた日から良くなったそうです。
それと関係してか、朝起きるのが苦手で8時~9時に起きるのだそうです。
確かにこれと普通の会社では働けません。
とにかく全体として調子が良く、患者さんも遠方ということもあり、今回は1か月分お出しして様子をみることにしました。

そして1か月後に来られた際に様子をお伺いすると・・・
漢方薬を服用する以前は、朝起きてからの2時間くらい、訳もなく緊張感があったそうなのですが、それが減ったそうです。
そして、コンビニも前ほど緊張しなくなったそうです。
ということで、漢方薬はやはり変わらず同じものを1ヶ月分お出ししました。
そして1か月後、朝は大丈夫になったそうです。そしてコンビニにも行っているということでした。
そのため、また同じ漢方薬を1か月分お出ししました。
そして1か月後に来られた際に様子をお伺いすると・・・
朝は問題ないそうです。そして以前より早く起きれるようになったそうです
コンビニにも行けるそうですが、何かの要件があって、店員に話しかけないといけないときにはまだドキドキするそうです。
あと車の運転に関してはいつも行く場所は問題ないそうですが、知らない場所まで運転する際には、震えるほどではないそうですが、なんか嫌な感じになるそうです。

手の震えと声の震えに関しては状態キープみたいでした。
夜寝るのは変わらず問題なしだそうです。
そこでまた1か月分お出ししました。
そして1か月後、来られた際にお話をお伺いすると・・・車の運転は前より安心してできるそうです。
朝も6時に起きれているそうです。
他も特に問題はないみたいでしたので、同じ漢方薬をまた1か月分お出ししました。
そしてまた1か月後に来られた際も、前回と同様の感じでしたので同じ漢方薬を1か月分お出ししました。
そして1か月後、来られた際に様子をお伺いすると・・・
全体としては大きな問題はないですが、久々にコンビニで対面ですこしやりとりされたみたいで、やっぱり対面は苦手だ
言われていました。でも特に震えたりはしていないという事でした。
そのため、また同じ漢方薬を1か月分お出ししました。
そして1か月後に来られた際に様子をお伺いすると・・・
車の運転も基本的に大丈夫だけれども、漢方薬を久々に飲み忘れたときに、ちょっと変な感じになったそうです。
そして、久々にラーメン屋に行った時には前よりは緊張しないということでしたが、まだ緊張はするという事でした。
そういえば、震えは最近は全く感じていないそうです。
全体的には調子が良いみたいだったのでお薬も変えずそのまま1か月分お出ししました。
また1か月後状態は少しずつ改善している感じでした。
ここからだいぶ良さそうなので漢方薬の減薬に入りしました。
そして1か月後、来られた際に様子をお伺いすると・・・減薬当初は少し違和感があったそうですが、今は問題ないそうです。
そのため、この減薬した量のまま、また1か月分お出ししました。
そして1か月後、特に外出はしていないそうですが、自分の体調にかなり自信を持たれている感じでした。
この患者さん、学歴も申し分なく、なんでバイトしてるんだろう?という感じだったのですが。朝起きれないこと、手が震えること、対人的なストレスに弱いことを自覚されていて、就職することをためらっていたそうなのです。
でも最近ではバイトではなく次の就職を考えられているという事でした。
そして、お薬はこのままの量で良さそうだったので、このままさらに1か月継続していただくことにしました。
そして1か月後はさらに体調は良いみたいでした。
そこでさらに減薬して1か月様子をみることにしました。
そして1か月後来られた際に様子をお伺いすると、減薬の影響は全くなく、調子は良いという事でした。
また、東洋医学的にも体質改善は終了したと思われたため、これで漢方治療を終了することにしました。
トータルの治療期間は1年少し超えましたが、今まで30年近く悩まれていた症状が1年ちょっとで良くなられたので、早かったのではないか?と思います。
良かったです。
※漢方薬の効果には個人差があります
さらに
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