早発閉経で妊娠・出産された患者さんの話を書きますエピソード9
また2週間後に早発閉経の患者さんが来られました。
神戸の自然周期の不妊治療を得意とする専門のクリニックでの治療の経過をまず伺いました。
そうすると・・・現在凍結している卵を返そうとしたそうなのですが、黄体ホルモン(P4)の値が2を少し超えた程度で低すぎたそうです。
この値ではとても卵を戻せる状態ではないといわれたそうです。
そして子宮内膜の状態もよろしくなく、内膜の厚みは7.5mmだったそうです。
漢方治療をしてこの神戸の自然周期の不妊治療を得意とする専門のクリニックでの治療の経過を聞くようになってはっきりとわかったことがあります。
この神戸の自然周期の不妊治療を得意とする専門のクリニックの治療レベルは飛びぬけてすごいのですが、結果が出て時は必ず漢方薬がバッチリ合っているのです。
漢方薬が合わなくなってくるとこの病院での治療結果も悪くなってくるのです。
つまりうちの治療と病院の治療がうまくかみ合えばうまくいくことがあるという実感を持ちました。
話を戻しますが、そこでこの間、出すことができなかった漢方薬の候補を来てない間に考えていたので、それらが早発閉経の今の患者さんのコンディションに合うかどうかチェックしてみます。
そうすると・・・一番合いそうと思っていた漢方薬の系統は合わない感じです。
次に早発閉経という限定的なくくりではなく、不妊症全般に使う漢方薬が合うかどうかチェックしてみることにしました。
そうすると・・・う~ん・・・微妙です。うまく薬を調整できればなんとかいけるかもしれませんが、現時点では使えるレベルのものにはできそうもありません。
そこで今回は考え方を変えて、漢方生薬でできている健康食品を東洋医学の気血水の理論を用いた組み合わせで合うものがないか調べてみることにしました。
そうすると・・・この患者さんには水毒の問題が多いみたいです。
合いそうな組み合わせを気功的にチェックしてみると・・・最終的に良さそうに感じたのは更年期障害に使う健康食品どうしの組み合わせでした。
今回合う感じがした組み合わせは3種類ですが通常はそのうちの2種類をセットで使うか?もう1種類を単独で使うかの感じです。
両方を使うことは今まであまりなかったです。
でもこの方の場合はその両方必要なほど更年期のレベルが進んでいるという解釈ができるのかもしれません。
さらになんとなく今日は気の感覚が鋭い気がするので、さらに合う薬がないか調べることにしました。
次は王道の漢方薬の組み合わせで何かないか再度調べてみることにしました。
そうすると・・・老化防止で基礎代謝を上げて温める漢方薬とやはり老化を防止するような漢方薬で漢方的に血を補い、卵巣機能を賦活させて閉経を遅らせるような漢方薬の組み合わせが合っているような気がしました。
この2つのうち、どちらだけだすか、それとも両方の漢方薬を出すか、少し迷いましたが、今回は両方の漢方薬を出して様子を見ることにしました。
今回は2つの新しいものを同時に試すので1週間分で様子を見てもらうことにしました。
早発閉経で妊娠・出産された患者さんの話を書きますエピソード10
そして1週間後再び早発閉経の患者さんが来られました。
不妊治療専門のクリニックには今回はまだ行っていないので体の調子と前回出した漢方薬が合っているかをチェックします。
そうすると自覚症状は特に変化がないので気功によるチェックを行います。
そうすると・・・大丈夫だと思います。前回出した漢方薬は合っていそうです。
そこでこのまま漢方薬を2週間継続することにしました。
また2週間後患者さんが来られました。
今回は神戸の不妊治療専門クリニックに行っています。
そこでの経過をまず教えていただくことにしました。
そうすると・・・体の状態が卵をかえせる状況になってきたとのこと。良かったです。
そこで近日中に凍結している卵の返す予定のようです。
そこで漢方薬が引き続き合っているのかの確認をする今年にしましたそうすると・・・気功的にチェックすると・・・合っているみたいです。
そこで漢方薬は継続してもらうことにしました。また2週間後に来ていただくことにしました。
そして2週間後再び早発閉経の患者さんが来られました。
様子をうかがうと、この間神戸の不妊治療専門クリニックに行って、凍結している卵を返したそうです。
判定結果はまた後日ということです。
また2週間後、早発閉経の患者さんが来られました。
神戸の不妊治療専門クリニックに行ってこの間返した卵の判定を聞きに行ったそうです。
そしてその結果は・・・なんと・・・陽性だったそうです!!
やったね!!すごいことです!!本当に!!
当初は神戸までわざわざという思いもなくはなかったですが、やっぱりこの不妊治療専門クリニックでなければ治療は難しかったと思います。
いや~ほんとに良かった!!
ただし・・・まだまだ楽観はできません、今から様々な関門が待ち受けます。
とりあえず次は心拍の確認です。
これが通常6週前後で確認できるのが普通です。
それが確認できても漢方的な不妊症が十分改善されていない場合や不育症(習慣性流産)的な要因があった場合は心拍が8週くらい~12週くらいの間に停止してしまうことがあるのです。
そこら辺のところにまだまだ不安が残ります。
現在の週数はおよそ5週間くらいです。
通常ならここで妊娠を維持するような安胎薬と言われる漢方薬を使うのですが、この患者さんの場合は、神戸の不妊治療専門クリニックの方でホルモン剤が出されているのです。
こういう場合、漢方薬の安胎薬は必要うなおことが多いのです。
それでも一応安胎薬が必要かどうかチェックしてみたのですが、必要ないような気がします。
そのため安胎薬は出さず、とりあえず次の診察が7週目にはある感じであるようですが、とりあえずまた2週間後に来てもらうことにしました。
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