早発閉経の患者さんの中には鍼灸院や整体院などに通われている方も多いと思います。
今日は 早発閉経の患者さんが治療を受けられる場合にどういう鍼灸院や整体院などを選べば良いかというようなポイントについて書いてみたいと思います。
症例が載っている治療院を選ぶ
まず大きなポイントですけれども、以前早発閉経の方のための漢方薬局選びで書いたことと共通な部分がいくつかあります。
それは宣伝が上手い所が必ずしも腕が良いというわけではないと言うことです。
つまり検索をしてみたら1ページ目の上位のほうにサイトが出てくるけれども実際に良くなったというような症例が全く載ってない所は非常に怪しいです。(もともと情報量が少ないページは違うかもしれませんが・・・)
良くなっているのであればそういうところはきっと良くなったという症例を載せるはずです。
載せてないと言うのは乗せれるほどの症例が無いからと考えた方が良いと思います。
当然ホームページで検索をかけて1ページ目の1番に来るところと言うのは患者さんの数も多いわけです。
そのため当然良くなっている患者さんもある程度いるいないとおかしいわけです。
それなのに良くなったと言う患者さんの症例が書いてないと言うのはかなりの確率で腕が良くない可能性が高いのです。
料理屋さんの話のたとえで言ったように、有名な店が必ず美味しいとは限らないのと一緒で、ホームページが検索で上位に来る治療院や鍼灸院が必ずしも腕が良いとは限らないのです。
回数券を買わせる治療院に注意
それから次に大事なことは回数券を買わせるようなところは基本的には腕は良くないです。
特に腰痛なんかで回数券を買わせるところと言うのはまず間違いなく腕が悪いです。
腕の良い治療院は回数券は出しません。一発で直したりするので回数券が必要ないからです。
10回分の回数券を買わせるということは簡単にいえば10回ぐらいは治療にかけてしまおうと思っているわけです。
その発想そのものが腕が悪い証拠なのです。
もちろん早発閉経は一発で治ったりするものではないですけれどもそもそもの発想として時間をかけて直して行こうとする発想と言うのは患者さんのためではなく先に10回分の お金を 貰っておこうと言う発想なのです。
その発想は患者さんの方向には向いていないのです。
そのためそういう治療院は最初からやめておいた方が良いと思います。
もちろん評判を聞いてそこが良いというすすめがあったのであればそれはそれで良いかもしれません。
でもそういう評判を聞いてなくって行ったら回数券を買わせるようあ雰囲気の治療院ならばそれはやめておいた方が良いと思います。
同様に行く度にグッズを買わせるような店もあまりよろしくないと思います。
一番最初にそこの治療に必要なものとしてグッズを推奨するようなところがあります(例えばむつう整体)けれどもそれは多分のHPの段階でそういうものが紹介されていてそれを使うのが治療の前提となっているところもあります。
それはそれでありだと思います 。
でも そういう宣伝もしていないのに行くたびに枕とか布団とかを買わせる様なタイプの治療院は怪しいです。
原因にアプローチできるかを確認
それ以外の治療院や整体院選び方のポイントですけれども、もし早発閉経になった原因がストレスであったとするならばどんなに腕の良い治療院であっても そこのメインの治療が温熱療法であったならそれは多分効果が無いと思います。
やはりストレスが原因で起きた問題であるならばストレス に対するアプローチを行っているような治療院の方が良いと思います。
もし冷えが原因で生理不順 が起こり それがエスカレートして早発閉経が起こったのであれば温熱療法などは良いと思います。
つまり原因にアプローチできるかどうかというのはすごく大事な問題なのです。
そのため例えば若年性の体重減少性無月経の様なものから早発閉経になった方は急激な体重減少による栄養状態の問題が引き金になっているわけですから普通に考えると温熱療法などは向かないと思います。
こういう場合は身体の栄養状態に対してアプローチできる様な治療の方が良いと思います。
こういう場合はサプリメントとか漢方薬とかそういう方向になるのではないかと思います。
仮に側弯(背骨のゆがみ)などがあって、それがひどくなってきたのと同時に生理が乱れるようになったのであれば、それは漢方などよりも整体のようなアプローチの方が効果が出やすいと思います。
ここで試す期間というのがなかなか難しいのですけれども、早発閉経の場合1ヶ月や2ヶ月では正直結果は出にくいと思います。
まとめ
そこの薬局などや治療院の腕にもよると思いますけれども半年から1年間ぐらいを目安に治療を受けてみるという形の方が良いのではないかと思います。
早発閉経というのはなかなか簡単に良くなるものではないので焦りますし、迷うと思いますけれども、焦りすぎてあまりにも短い期間で治療法変えすぎると結果として時間もお金も無駄に終わってしまうということになりかねないので、そのバランスを考えながら治療を受けてみてください。