画像で見る乳児湿疹(乳児アトピー)の症例
主訴:アトピー性皮膚炎&br;経過生後3ヶ月で頬に湿疹、その後皮膚科に受診、最初は良かったがその後悪化、約6ヶ月治療を続けるが、症状が全身に及び悪化する一方のため、当薬局に来局

小麦アレルギーあり、それ以外に卵、牛乳、大豆に反応あり

今までの投薬

内服:痒み止め(抗アレルギー剤)

外用剤:抗アレルギー剤主体の軟膏

来局時 2か月後
 乳児湿疹来局時 乳児湿疹2か月後
来局時は全身かなりひどい状態だった。ただステロイドをほとんど使っていないことが救いだった。強酸性水を当時使用していたが休止していただいた。病院の投薬はそのまま継続し、漢方薬を追加する形で治療を開始した。

何種類かの原因が複合しているように思えたが、一番メインの原因を除去することが本治(体質改善)と標治(対処療法)を兼ねれると思われたので、あまりたくさんの種類を用いず薬をあえて絞ってみた&br;漢方処方:桂枝湯系統

ステロイドを使っていないため途中で多少悪化などを繰返しながらも比較的スムーズ皮膚が回復してきた。まだ多少痒みがあるようだがに以前ほどではなく皮膚の状態も改善してきた。病院での治療も継続中

アトピーの薬は変更せずそのまま継続中、猫と一緒に住むそうになって軽度の喘息様の症状が出たため、漢方薬を追加、今はほぼ症状が落ち着いている。

漢方処方:桂枝湯系統、麦門冬湯