胞状奇胎の患者さんが抗がん剤を飲まずにHCGの値が正常値が0になった話|広島の漢方薬局ハーブス

胞状奇胎の漢方治療イメージ

 

この患者さんはもともとチョコレート嚢胞の治療の為にうちの薬局に来られていました。

右側にチョコレート嚢胞ありその大きさは5センチ程度でした。

それを小さくするために漢方薬飲みたいということで漢方治療を始めました。

最初は色々な 漢方薬の組み合わせを 試みていましたが徐々にこの人に合う漢方薬 漢方薬が定まってきました。

基本的にチョコレート嚢胞というのは子宮内膜症の一種です。

子宮内膜症が卵巣内でできるとチョコレート嚢胞というものになります。

このチョコレートの由来となっているものは 卵巣内で子宮内膜が剥がれ落ちて出ると剥がれ落ちた時に出る血です。

これを漢方的に解釈するとおけつということになります。

お血とは血液の滞りのことです。

簡単にいえば、血液をサラサラにするということです。

この患者さんには活血薬を中心にした漢方薬をずっと使っていました。

治療の効果としては一進一退を繰り返してやや小さくなっていった感でした。

胞状奇胎イメージ

ある一定期間が過ぎて、この方も徐々に40歳に近づいた頃から妊娠したいので不妊治療の方に切り替えて欲しいと言う話になり、不妊治療をすることになりました。

不妊治療でこの方の問題は変わらずやはり瘀血が関係していました。

そこでチョコレート嚢胞とは少し異なる瘀血の漢方薬を飲んでいただきました。

そうするとしばらくして妊娠されたのです。

ほっとしたのもつかの間、胎嚢が確認できない。

それなのにどんどんHCGが上昇していくということが起こりました。

4週でもすでに5000近く上がっていたと思います。

病院での診断は胞状奇胎でした。

胞状奇胎は卵子と精子の異常受精によって染色体異常が生じ、それが原因となって子宮の絨毛ガン(子宮がんの一種)に移行しやすいもので注意が必要です。

そして漢方的に胞状奇胎という状態もお血の一種なのです。

ただし胞状奇胎の場合は普通のお血とは異なり、お血を取り除く活血薬では効果が出ないことが多いのです。

胞状奇胎の漢方薬による治療は西洋医学とある部分似ています。

癌の治療を考えて治療した方が良い場合が多いのです。

そこで漢方で ガンの患者さんに使う漢方薬を服用していただくことにしました。

そうすると服用して1週間後から HCGの値が下がり始めました。

服用して2ヶ月ぐらいで 随分下がってきたのですがある一時期少し横ばいになってしまいました。

そこで漢方薬の量を増やすおおかどうか迷ったのですけれどもやはりそのまましばらく続けていただくことにしました。

そしてさらに 2ヶ月弱服用していただくことで 正常値(HCGの値がゼロ)まで下がってきました。

抗がん剤を使って胞状奇胎の治療をしても数値上は同じ結果になると思うし、むしろ治療期間そのものは漢方で治療するより早いかもしれません。しかし抗がん剤を使うと胞状奇胎が無くなったとしてもその後の経過観察の期間がかなり長くなるのです。

若い患者さんであればそれも 問題ないのですが、40歳くらいになってくるとその経過観察する待ち期間が非常に大事になってきます。

そのためできるだけ早めに体に負担なく治療をすることが大切なのです。

この方はHCGの値が0になってしばらくして再度不妊治療を再開されて見事に妊娠されました。

漢方治療は万能ではないですけれども、うまくいくと体に負担なくスムーズに不妊治療に移行することができるというメリットがあります。

ここで大事になるのは病院でのHCGの検査データのチェックです。

検査データを見ないで、漢方だけを服用するのは独りよがりの治療になりがちで非常に危険です。

漢方治療などを選択肢と考えるのは良いと思いますけれども必ず病院での検査を受けながら治療されることをお勧めします。

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