インスタを見て患者さんが来られました。
ご相談内容は妊活(不妊治療)です。
この患者さんは30代半ばでタイミング⇒人工授精⇒体外受精とステップされていったのですが、なかなかうまくゆかないという事でご相談に来られたのです。
そこで、今までの治療歴や、病院の検査データの結果、現在服用されているお薬、及びサプリメントなどをお伺いしました。
そうすると、高プロラクチン血症があってお薬を飲まれているという事でした。
後のサプリメントは葉酸ともう一種類で特に問題は無さそうでした。
一番気になったのはAMHの値が0.5以下と低かったことです。
この患者さんの年齢から考えると随分低い数値でした。
この数値だと、卵巣機能の低下を引き起こしている場合もあるので、FSHもチェックしましたが、その値はまだ正常値でした。
それから基礎体温をつけられていたので、基礎体温も見せていただきましたが、すごく良い基礎体温ではないのですが、絶対妊娠できないような基礎体温でもありませんでした。
そこで次に漢方的な問診やその他の東洋医学的なチェックを行いましたが、不妊症に関しては、大きな問題は感じませんでした。
そのため、この患者さんにはお薬は出さずに様子をみてもらうことにしました。

ただ、AMHの値を考えると、いつ高齢不妊の反応が出てきてもおかしくない感じだったので、また、半年とか1年くらい経過したら来てみてくださいというお話をして、この時は相談を一旦終了しました。
その後、この患者さんは数か月おきに不定期にご相談に来られて、その都度、現在の状況をお伺いしながら不妊に関してお体の変化をチェックしていたのですが、この頃にはAMHが0.1未満になっていましたが、この時には漢方的には不妊症の問題はないと判断しました。
そして最初にご相談に来られてから約1年後に東洋医学的にチェックした際に、漢方的な不妊症の反応を確認しました。
そこから漢方的な治療を開始しました。
この頃には病院で体外受精を行っても卵胞が育たなかったり、採卵できても空胞だったり、変性卵だったり、仮に採卵できても受精しなかったり、受精しても未成熟であったり、分割が途中で止まったりして、体外受精が停滞していた時期だった頃でした。
FSHもかなり高い値になることが出てきていました。
そして、約1年前位にできた初期胚が1個凍結保存している状態での治療のスタートでした。
そこから、漢方的には血虚に用いる漢方薬を煎じ薬でお出しして大体2週間間隔でご相談に来られました。
煎じ薬を開始しても、卵胞は育つのですが、なかなか採卵までは至らないことを繰り返しました。
こういう時期の患者さんにあるあるなのですが、体外受精を行うと卵胞が腫れて、1周期様子をみるようなことも、良くありました。
また、採卵しようと思っても遺残卵胞があるため、リセットするため1周期見送ることもたびたびありました。
このまま、この病院で治療を続けても良いのか?患者さんも、ご主人も迷われていました。
ご夫婦でも話し合われて、改めてご夫婦でご相談に来られました。
その時に不妊治療を優先するとしたら、自分たちにとってベストな病院がどこなのか?というご質問をされたので、私はこの患者さんの場合は神戸の不妊専門クリニックが良いという話を理由も含めてお話ししました。

それからしばらくたって、神戸の不妊専門クリニックに転院されることを決められました。
そして、現在通っている病院に残っていた凍結胚を移植してダメだったら、神戸に転院するということになったのです。
そして、移植されたのですが・・・
残念ながら受精せず・・・
そこから、広島から神戸に通う不妊治療が始まったのです。
そこから月に数回神戸に通われるようになりました。
2週間間隔でご相談に来られる際に、クリニックでの治療の状況を教えていただきました。
そして転院してから約2か月で胚盤胞を凍結できたのです。
漢方的な不妊症の治療が終了するタイミングでもあり、漢方的な不妊の問題はほぼない状態まで改善してたとは思いますが、今回に関しては病院の力が大きかったように思います。
高度不妊治療の病院であっても様々ななり方があり、そのやり方に対して患者さんごとに向き不向きがあるということ。
そして高度不妊治療の中の同じジャンルの病院であってもレベルの差はあるのです。
そこを見極めることが高度な治療を行っても結果が出ない重度の患者さんにとっては大事になってきます。
それが約2年近く同じ病院で初期胚でさえ凍結することができなかったのに、病院を変えて2か月で胚盤胞を凍結できたという結果の差につながるのです。
そこには広島からわざわざ神戸までとものすごく遠方ですが、ここでの決断が勝負を分けたりするのです。
まだ妊娠されたわけではないので、全面的に喜ぶことはできませんが、今まで2年間苦しい時間を過ごされてきた患者さんにとっては本当に良かったと思います。
※漢方薬の効果には個人差があります。
さらに
漢方薬局ハーブスの妊活・不妊治療の症例に興味のある方はこちら
比較的最近の症例や不妊治療の知識に興味のある方は妊活専門漢方薬局ハーブス公式Instagramもチェックしてみてください


