患者さんが来られました。

この方、不調があるとすぐにご相談に来られる患者さんで、以前は物や人が二重に見えるという相談や陰部の痒みなどのご相談に来られたことがある方です。

いずれの症状も数か月の漢方薬の服用で改善されています。

今回のご相談内容は?ということで、お伺いすると・・・

多分、更年期障害だと思うという事でした。

年齢的にはまだ40代前半なのですが、もともと28~30日程度の標準的な生理周期だったものが24日とかなり短くなっているのです。

それ以外に、ほてりとホットフラッシュの症状が出てきてるそうなのです。

その症状以外にも、ここ2~3週間はだるいという症状や息苦しいという症状が出ているというのです。

特に辛いのが息苦しいという症状だそうです。

確かに症状だと更年期障害の症状に思えるものが多いです。

漢方治療イメージ

漢方的には更年期障害と確定することはできません。

メンタルや自律神経の異常なのか?とか女性ホルモンが関連しているのか?みたいなところから、推測する形になります。

この患者さんは女性ホルモン(東洋医学の血の概念)の乱れの反応が出るポイントに反応があり、メンタルや自律神経の異常の反応の出るポイントに反応が出ていたため、女性ホルモンの乱れとメンタルや自律神経の異常がこの症状に関係しているだろうと推測したのです。

それ以外にも東洋医学的な問診やその他のチェックを行い、最終的に更年期障害に用いる漢方薬の中から、この患者さんに合うと思われるものをとりあえず、1週間分お出しして様子をみていただくことにしました。

そして1週間後来られた際に様子をお伺いすると・・・

だるい症状は軽減したそうです。あとほてりのの症状も若干軽減したように思うというお話でした。

しかし息苦しいのは若干増えたということでした。

そこで、再度この患者さんの身体の状態を東洋医学的にチェックしてみると・・・

今回は別の漢方薬が合っている気がしました。

体質改善イメージ

そこで漢方薬を変更してまた1週間後に来ていただくことにしました。

そして1週間後に来られた際に様子をお伺いすると・・・

怠さも無い、息苦しさも減り、ほてりはあるけれどもひどくないという感じで全体的には良いということでした。

そこで同じ漢方薬でまた1週間後に来ていただくことにしました。

そして1週間後来られた際に様子をお伺いすると・・・

息苦しさは前より減ったそうですが、その息苦しかった部位が少し移動した気がするという事でした。今まではみぞおちのあたりだったのですが、そこから若干左下にずれた感じがするという事でした。

そこで再度東洋医学的にチェックしなおすと・・・若干前の漢方薬が合わなくなってきているような気がしました。そこで少し漢方薬を修正してまた1週間後に来ていただくことにしました。

そして1週間後に来られた際に様子をお伺いすると・・・

前より良いそうです。

東洋医学的にチェックしてもよさそうだったので、同じ漢方薬をお出ししました。

養生法イメージ

ここから2週間は同じ漢方薬で少しずつ改善してきました。

ところが、そこからさらに1週間後に症状をお伺いすると、

漢方薬を飲むことで症状が抑えられている気がするが、今日はぐるっとめまいがしたと言われるのです。

そこで再度東洋医学的にチェックしなおしてみたところ、ベースの漢方薬はまだ合っている気がしたので、組み合わせる他の漢方薬の調整を行いました。

そして1週間後、症状は漢方薬で抑えられているのは感じるけど、みぞおちの息苦しさが夕方5~6時、丁度漢方薬の効果が切れてくる頃に出始めるそうです。

あと先週ほどではないという事ですが、めまいもたまに出るそうです。

ただ、手のほてりは無くなったそうです。

そこでまた同じ漢方薬を1週間お出ししました。

そして1週間後、めまいは無くなったそうです。だるさも軽減しているということでした。

息苦しさは漢方薬が効いている時には感じないそうですが、血中濃度が減ってくると感じるみたいでした。

そこで、再度チェックしてまた多少漢方薬を調整して1週間分お出ししました。

そして1週間後に来られた際には、今まで使っていた漢方薬が合わなくなっているように感じました。

そこで、今回は漢方薬を大きく変更してみました。

そして1週間後、めまいは取れてきているそうですが、胸のつかえが出てきたそうです。

そこでまた東洋医学的にチェックを行い、再び漢方薬を変更しました。

そしてまた1週間後、来られた際に様子をお伺いすると・・・

胸のつかえは減ってきているそうですが、めまいはまた出てきたそうです。

そこで再度漢方薬が合っているかチェックしなおしてみると・・・

まだ合っている気がします。

そのため、今回は同じ漢方薬で様子をみてもらうことにしました。

そして1週間後来られた際に様子をお伺いすると・・・

手足のほてり、ホットフラッシュが減ったそうです。

その分、足が冷たく感じるようになったそうです。

そして生理が来たそうです。

めまいは相変わらず出ているそうですが、実感として効いている気がするという事でした。

そこで、東洋医学的に再度チェックしなおし、やはり合っていると思ったので、同じ漢方薬をお出ししました。

そして1週間後、来られた際に様子をお伺いすると・・・

息苦しさ、ほてり、ホットフラッシュに加え、めまいも良くなってきたそうです。

そこで、再度チェックしなおし、今回も漢方薬は合っていると思われたので、同じ漢方薬をお出ししました。

そして1週間後来られた際に様子をお伺いすると・・・

すこぶる調子が良いということです。

治ったんじゃないか?とご本人が言われるのです。

さすがにそれは無いと思うよというお話をして、東洋医学的にチェックしてみると・・・

確かに、今までのように自律神経や情緒の問題の出るポイントにも反応は感じられず、女性ホルモンのバランスの乱れの出るポイントをチェックしても特に問題を感じませんでした。

ということで、突然ですが、治療は終了となりました。

このようなことは一般的な疾患では起こらないのですが、更年期障害という、女性ホルモンの乱れが主な原因で生じるものの場合、たまにですが、急に症状が改善することがあるのです。

今回のこの患者さんはそうだったのだと思います。

治療すればみんなこのようなスピードで良くなるわけではありませんが、今回約4ヵ月で症状が無くなりました。

途中少し、治療が足踏みしましたが症状が全部良くなって良かったです。

ホッとしました。

さらに

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