五十肩の患者さん、2週間の漢方服用で卒業です

体質改善イメージ

以前別件で治療されていた、患者さんがご相談に来られました。

今回のご相談内容は肩が痛みということでした。

具体的にどこが痛いのかお伺いすると、左の肩関節付近の上腕側で真横ではなく、やや前側ということです。

この位置の痛みは、ほぼ五十肩であることが多いのです。

肩こりの場合は、腕寄りでなく、首側に症状が出ることが多いのです。

次に症状の度合いをお伺しました。

そうすると…

じっとしている(寝ている)のは痛くないということでした。

動かすと痛いのだそうです。

特に左手を上に挙げる動作が痛いのだそうです。

この動作でも横から挙げるより前側から挙げる方が痛いそうなのです。

実際、腕を挙げてもらうとちゃんと上まで挙がらないし、痛そうです。

それ以外の動作も痛くないと言われていますが若干難しそうです。

漢方治療イメージ

これらの事を考えると症状はまだ酷くはない初期状態のように感じました。

実際患者さんに確認したところ、肩が痛くなったのはここ1〜2週間ということでした。

更に肩こりの有無や、天気と痛みの増減等々五十肩と関連することを質問しました。

さらに、それ以外の東洋医学的な問診を始めとした様々なチェックを行いました。

その結果、この患者さんの五十肩に合っていると思ったのは、更年期障害に用いる様な漢方薬でした。

この患者さんの年齢から考えると無くはないという感じでした。

この漢方薬をとりあえず2週間分お出しして様子をみてもらうことにしました。

そして、2週間後来られた際に様子をお伺いすると…

痛みが全く無くなったそうです?

え?

いくらなんでもそんなに早く効くかな〜?

と思ったのですが、実際に手を前側から上に挙げてもらってもきれいにスッと上がるのです。

横から上に挙げても、すっと上がりますし、それ以外の動作も全くスムースでおかしいところはどこにもありませんでした。

通常五十肩というのはどんなに早くても数ヶ月くらいかかるものです。

たった2週間で良くなるなんて、我ながら信じられません。

患者さんも私本当に痛かったんでしたっけ?

という始末…

でも、言えることは2週間で五十肩が良くなったということです。

圧倒いう間の卒業でした。

良かったです。

※さらに更年期障害に興味のある方はこちら⇒更年期障害

この記事の筆者

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漢方薬剤師 谷 裕一郎

・薬剤師

・中国政府認定国際A級中医師

・JCC認定カイロプラクター

・東洋医学会会員

・関東伝漢研会員

広島の漢方薬局ハーブスでご相談をお受けする谷裕一郎です。国際A級中医師の資格を持つ漢方薬剤師です。

じっくり 懇切 丁寧 をモットーに、漢方のスペシャリストとして誠心誠意皆様の健康のお手伝いををいたします。

20年間漢方薬剤師として、生薬・漢方薬の調合、処方をしております。漢方薬局ハーブスは開局15年目になります。

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