このページは広島にある漢方薬局ハーブスの難聴に関する情報ページです。

ここでは難聴の概要、難聴の症例、難聴の西洋医学的原因、東洋医学的原因、東洋医学的治療、関連ページなどについて書いています。

ぜひ参考にしてみてください。

難聴とは

難聴とは音の聞こえの悪い状態のことをいいます。この聞こえの悪さを引き起こす原因は様々あります。そしてその治療のしやすさも原因によって異なります。それらに関しては難聴の種類と原因のところで改めて説明します。

難聴の症例

①耳鳴りと難聴の患者さん卒業です

②めまい、難聴、左耳から聞こえる音が響いて苦痛の患者さん卒業です

③音が異常に響いて苦痛だった症状が落ち着いてきました

④耳管閉塞症(耳のつまり感)の症状が約10日で改善してます

漢方治療イメージ

難聴と耳鳴りと治療のしやすさ

難聴と耳鳴りを併発されている方は多いです。そのため、難聴と耳鳴りの2つを同時にご相談されるケースもあります。ここでは難聴と耳鳴りと漢方治療について少しお話します。

難聴と耳鳴りは漢方的には原因が一緒であることが多い

これはあくまで漢方的にみた場合のお話です。

難聴と耳鳴りは漢方的には同じ原因で起こることが多いのです。そのため、同じ漢方薬で治療できることが多いのです。

ただし、注意していただきたいことがあります。それは耳鳴りを起こす漢方的原因のなかで治療が難しいものと比較的治療がしやすいものがあるということです。

そして耳鳴りと難聴の原因が一緒であるということは難聴にも治療が難しいものとそうでものがあるということです。

そのポイントについて簡単にお話します。

ポイント1耳鳴りと難聴が一緒に出ている場合は耳鳴りの音である程度治療のしやすさが分かる。

治療が難しいもの・・・耳鳴りの音がジージーとかザーザーの音の場合、これは原因が老化であることが多いのです。そのため耳鳴りの改善も難しいですし、難聴の治療も難しい事が多いのです。

治療が可能であることが多いもの・・・耳鳴りの音がピーとかキーンとかそういった音の場合はストレスや自律神経の乱れ、血流障害が原因になっていることが多いため治療が可能であることが多いです。

耳鳴りの治療よりも難聴の治療の方が難しい・・・なぜかはハッキリと言えませんが、私の治療経験として耳鳴りよりも難聴の方が治療が難しい印象があります。

ポイント2耳鳴りが無い場合は発症した原因から推測する

耳鳴りが併発していない場合は、加齢(老化)によるものか?、ストレスや血流か・それ以外か?それを難聴が発症した時期や年齢などから考えてみる必要があります。

以上が基本です。そのため耳鳴りの音がジージーとかザーザーとかを伴う難聴は基本的に漢方治療は難しいとお考え下さい。

それ以外の難聴に関して治療を検討されておられる場合はお問い合わせください。

体質改善イメージ

難聴の種類と原因(西洋医学的)

難聴を引き起こす原因には内耳性、中耳性、外耳性、神経性の4つに分かれます。

外耳性の難聴

外耳炎によって外耳道が腫れて閉塞したり、耳垢(耳くそ)によって外耳道が塞がれてしまうと『聞こえ』が悪くなります。

中耳性の難聴

耳管狭窄症

中耳の空気圧を調節している耳管が何らかの原因で塞がると、耳が詰まった感じになり、『耳の聞こえ』が悪くなります。

急性中耳炎

鼻や喉からウイルスや細菌などが耳管を通って中耳で感染を起こすと、急性中耳炎になります。そうすると中耳腔に膿が溜まり『耳の聞こえ』が悪くなります。そして耳に痛みを伴う事が多いです。

滲出性中耳炎

耳管狭窄症が長期化したりすると体液の一部がしみだしてきて中耳腔に溜まり滲出性中耳炎となります。この状態だと当然耳が液体で塞がった状態なので難聴になります。また急性中耳炎の方の一部もこれに移行することがあります。

慢性中耳炎

慢性中耳炎は名前の通り中耳に慢性的な炎症が発生することで生じる疾患ですが、急性中耳炎から移行するものや、鼓膜に穴が開いている穿孔性中耳炎、耳内の扁平上皮とその残骸が何らかの原因で中耳に陥入し骨を溶かしながら進行してゆく難治性の真珠腫性中耳炎、滲出性中耳炎が慢性化し、鼓膜が中耳の壁にくっついてしまう癒着性中耳炎など原因は様々です。いずれにしても難聴を伴うことが多いです。

内耳性の難聴

突発性難聴

名前の通り突発的に起こる難聴です。主に内耳にウイルスが感染した場合、何らかの原因で内耳の血管に血栓が生じた場合に起こると考えられています。

メニエル病

内耳にあるリンパ液が何らかの原因によって過剰になり、めまい、耳鳴り、難聴などを引き起こす病気です。

騒音性難聴

日ごろ働いている職場や住んでいる場所で長期間騒音にさらされることで発生する難聴です。またコンサートなどを聞きに行って発症するケースもあります。

薬剤性難聴

ストレプトマイシンなどをはじめとする抗生剤の一部に内耳にストレスを与え、難聴を引き起こすものがあります。

神経性難聴(感音難聴)

神経性難聴とは内耳の蝸牛にある、音を感知し脳に伝達する神経の機能低下によって生じる難聴です。

その主な原因は加齢(老化)です。その症状の特徴は高音域の音から聞こえなくなっていくことです。

ただポイント以外に低音域が聞こえにくくなる、低音障害型難聴というかんのもあります。これはストレスが原因になると言われています。

漢方的難聴難しい

瘀血(おけつ)

今の言葉で言えば血流障害になりますが、漢方の瘀血(おけつ)は単純に血液がドロドロの状態を指すのではなく、血液の流れが緩いとか、血管が細くなって流れない状態(ex血管のが硬くなっている(動脈硬化)状態)なども含む概念です。

代表的な漢方薬

桂枝茯苓丸

腎虚(じんきょ)

老化によって耳の機能が低下して生じる場合の原因です。多くの場合ジージーとかザーザーとかセミの鳴くような耳鳴りを伴う事が多いです。

代表的な漢方薬

六味地黄丸

気滞(きたい)・肝気鬱結(かんきうっけつ)

ストレスや自律神経失調などが原因で発生する難聴です。

多くの場合、キーンとかピーとかの高い音の耳鳴りを伴う事が多いです。

代表的な漢方薬

加味逍遙散

 

難聴と関連する内容

耳鳴り

めまい