早発閉経との戦い始まる(卵胞が育つまでの長い道のり)

漢方治療イメージ

早発閉経との戦い始まるその1

早発閉経の患者さんが来られました。

この方は数年前ひどいストレスが原因で排卵が全く起こらなくなったそうです。

そして最初は広島県内の病院で不妊治療を受けていたそうなのですが、全く改善する気配がないため関西の早発閉経の治療に強いと言われている病院に1年以上通われていたのです。

でもそこでも全く排卵する気配はなく、それで漢方薬を試してみようという気になったみたいです。

一応確認で女性ホルモンの数値を確認するとやはりFSH(卵胞刺激ホルモン)は50~100(正常値は20以下)でE2(卵胞ホルモン)は高くても50も行かない(排卵するレベルだと200は超える)感じなのです。

まあ早発閉経の患者さんは数値的にはみんなそうなのですが・・・。

そこから漢方的な問診や舌診、気功によるチェックなどを行い、この方の不妊症の状態をチェックしてみました。

そうすると、この方の不妊症の原因は漢方的には3~4個あるように感じました。

その中で最も重要なものに関してまず治療をしていくことにしました。

そこでこの原因に対して合いそうな漢方薬を探してみました。

そうすると、一つは当帰芍薬散に排卵を促す漢方薬を併用すると良いように感じました。

あと、次に重要な原因に対するお薬も探してみました。

そうすると・・・スクアレンが合っている気がしました。

スクアレンはうちの薬局では1割前後の患者さんに使うもので、ホルモンの材料に使われているのではないか思われるものです。

とりあえずこの2種類を飲んでいただくことにしたのです。

早発閉経治療イメージ

早発閉経との戦い始まるその2

最初の漢方相談で2種類の漢方薬を飲んでいただくようになったのですが、最初は1~2週間程度で来ていただくのですが、この方は1週間で来ていただきました。

この方の場合は基礎体温に体の状態の変化が投影されるにはしばらく時間がかかるので気功的なチェックと自覚症状の変化が中心になります。

そしてお話を伺うと特に体調に大きな変化はないということでした。

そして気功的には・・・とりあえず合ってそうでした。

あと最初の原因となったストレスは現在はないそうなのですが、それが気功的に現在も影響しているかチェックしてみました。

そうすると・・・特に問題がない気がしたのでとりあえず同じお薬を2週間続けていただきました。

そしてさらに2週間後再び来ていただきました。

そこで再度薬をチェックすると・・・なんとなく合わなくなってき始めている気もしたのですが、ぎりぎり大丈夫な気がしました。

そして食事などが影響していないかをチェックしてみることにしました。

そうすると・・・この方はどうも乳製品が合わない(身体にストレスを与える)気がしたので、できるだけ控えてもらうようにお願いしました。

そしてまた1週間後に来ていただくことにしたのです。

そして1週間後に来ていただいたのですが、やはりどうも薬が合わなくなっている気がしたので、再度チェックすると、スクアレンの量がちょっと多すぎる気がしたのでスクアレンの量を減らして様子を見ることにしたのです。

そしてこの薬の組み合わせでさらに2週間様子を見てもらうことにしたのです。

早発閉経イメージ

早発閉経との戦い始まるその3

また2週間経過後この早発閉経の患者さんが来られました。

自覚症状はもともと何もないので体調の大きな変化が無いかチェックして、そのあと気功的に問題が無いかチェックします。

そうすると、まだ大丈夫だけれどもなんとなく合わなくなりそうな気がしました。

でもここではとりあえず合っているので同じ薬をまた2週間分出しました。

そしてまた2週間後来られたのですが、そうすると薬が合わなくなっている気がしました。

そこでスクアレンはそのままでベースの漢方薬を変更して2週間分また服用していただきました。

そしてまた2週間後来ていただいた時には、ご本人は特に変化はなかったのですが、どうもあまり良くない感じがしたので、再度薬を変更して今度は1週間後に来ていただきました。

そしていったん前々回の処方に戻したのですが、やっぱりいまいちで、次来られた時には思い切って大きく処方を変更しました。

それでまた1週間後に来ていただきました。

さらに1週間後また来ていただいて身体の状態をチェックしたのですが、また変更した処方もいまいちで、また変更して1週間後に来ていただくことにしたのです。

そして1週間後、ふと思いついてまた薬を変えてみたところ・・・今回はすごく合っている気がするのです。

この処方は最初に出した漢方薬に若干薬を追加したものでした。

これで1週間後に再度来ていただくことにしたのです。

早発閉経治療イメージ

早発閉経との戦い始まるその4

そしてまた10日後に来ていただいたのですが、実際に再度チェックしてみると、やっぱり合っている感じです。

早発閉経でやっと手ごたえのある処方の組み合わせになりました。

この漢方薬の組み合わせには自信があったので、このまま約3週間様子を見てもらうことにしました。

そして3週間後に再び来られて、身体の状態を気功でチェック、まだ漢方薬は合っているようなので、また2週間後に来ていただくことにしました。

早発閉経は急には身体の状態が変わらないので、忍耐強くゆっくり改善を待つことが心構えとしては大事なのです。

そして再び2週間後に来ていただきました。

そして再度チェックすると、やはり漢方薬は合っていて、そのままさらに2週間漢方薬を出しました。

そして少しづつですが、身体の状態(生殖器系)が良くなっているのを確信していました。

それは患者さんにも話していて、目には見えないけど良くなってきていると思うという話をしました。

患者さんも病院での治療をいていなかったこの時期に、以前よりおりものが増えてきているというお話をされていました。

ここまで数か月病院の治療をお休みしていたのですが、秋から病院での治療を再開することになっていたのです。

そして病院に再度行き始めました。

そのころに1種類ずっと使っていたお薬の量が今までの量だと多いという反応が出始めました。

そこでそちらの量は減薬してみることにしました。

そこから再度10日分漢方薬を出して様子を見ることにしました。

その10日後、再び来ていただいたのですが、量はこの減薬した量が適量のようだったため、この量で再び8日分漢方薬をお出ししました。

ところがその8日後再度チェックすると、この減薬したお薬の量がまた体にとって過量の反応が出ています。

そこで再度量を減らして10日分様子をみてもらうことにしたのです。

漢方薬局ハーブスイメージ

 早発閉経との戦い始まるその5

薬の量を減らして10日目当然というような話をされているのですが、今までもずっとホルモン剤を飲んでいるけれども、FSHの値は最初薬をのんでも20代まで下がらなかったのです。

(早発閉経の方は皆FSH(卵胞刺激ホルモン)の値は異常に高いです)

もちろん病院の薬を飲まないとFSHは軽く80は超えてしまうのです。

FSHはじわりじわり下がってきているのです。

これは卵巣機能の回復を意味するものです。

ただまだ完全なレベルではありません。

それでも患者さんも少しづつではありますが、手ごたえを感じているようでした。

そして漢方薬は量も含めそのままでさらに2週間様子をみてもらうことにしました。

そして2週間後再度身体の状態をみてみると、やはり今までとは別の不妊症の原因らしきものを感じたので、その原因に合う漢方薬を探してみることにしました。

漢方的な原因はどうも腎になるような気がしました。

東洋医学でいう腎とは老化と関わる臓器です。

腎を良くするような漢方薬がこの方の新しく見えてきた不妊症には合っている気がしました。

ここで漢方薬を出そうかどうか迷ったのですが、今回は出さず、前回と同じ漢方薬で様子をみることにしました。

早発閉経との戦い始まるその6

また2週間が経過しました。早発閉経の患者さんが来られました。

そして再度、身体の状態をチェックしました。

そうすると・・・いままで減薬してきた薬をさらに減薬する必要を感じました。

そしてそれとこの間から新しく見えてきた不妊症の問題もやはり変わらずあり、そしてそれはやはり腎の問題で、漢方薬も前回チェックしてこれじゃないかと思った薬がやっぱり合う気がしました。

本来なら今まで出していた漢方薬に追加で漢方薬を加えるべきなのですが、今まで2種類の漢方薬を飲んでおり、もう1種類加えると1日6回の服用になることと、今までの薬の1つとこれから追加しようと思っている漢方薬の相性がいまいちなので、いままで徐々に減薬してきたものをいったん中止して新しい漢方薬を追加してみることにしました。

今回は1週間で様子をみることにしました。

そして1週間後に来られたのですが、患者さんの身体の状態を伺うと、ここ数日頭痛が出て来るそうです。

この方の場合、漢方薬が合わなくなってくると、頭痛を起こしたことが数回あるので再度、漢方薬が合っているかどうかをチェックします。

そうすると、いままでずっと量も変えずにいた漢方薬が合わなくなっていました。

そのために頭痛が出てきたようです。そこで今まで飲んでいた漢方薬を止めることにしました。

そして1週間前から追加した漢方薬は再度チェックしてみると・・・合っているようなので、このまま継続してもらうことにしました。

そしてまた2週間後に来られたのですが、ちょうどその時期が通常の採卵の時期だったのです。

病院に行ってエコーで診てもらって、採卵ということだったのですが、残念ながら採卵にはならなかったそうです。

ところが患者さんが少し嬉しそうなので、もう少しお話を伺うと・・・卵巣内に非常に非常に小さいのですが、卵胞が見えたそうなのです。

大きさはわずか2mmですが、卵胞だったそうです。

病院の先生はこのレベルではどうにもならないとあまりそれに関していわれなかったのですが、この方は早発閉経になってからもう随分と長い間、卵が育っているのを見たことが無かったそうです。

うちに来る前はわざわざ関西で有名な早発閉経の病院に約2年通ったそうなのですが、一度も卵が育ったことはなかったそうです。

うちの漢方薬を飲み始めて約8か月が経過していましたが、希望の光が射してきた気がしました。

まだまだ2mmですから妊娠には関係ないですが、それでもゼロと1では全く意味が違います。

今までの漢方治療はやはり間違っていなかったということで、うれしくもあり、すこしホットもしました。しかしまた、この間まで合っていた薬が合わなくなってきているので予断はゆるさない状況です。

また再度気を引き締めて治療してゆきたいと思います。

 

興味のある方は早発閉経で実際に妊娠・出産された患者さんの体験談とそこに至るまでの長い道のりをブログに綴っています。

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