不妊治療で男性が原因の不妊の時に男性のできることで即効的な改善方法について書きます。

まずは結論を書いて後で解説します。

男性が不妊の原因で、すぐにできることで、即効的に効果が最も高いのは十分な睡眠時間をとることです。

は?と思われるかもしれませんが、事実です。

ちょっと別な言い方をすれば、十分な休息をとることです。

普段、不妊治療に来られているご夫婦、特に奥様からよく聞かれる質問は、ご主人の男性不妊を改善させるような食べ物(食事)は何かないですか?という話が多いのですが、実際問題として、食事で男性不妊が改善する方はほとんどいません

もちろんゼロではないです。

これは臨床上の事実です。

ただしサプリメントや漢方薬で即効的に改善するケースはあります

しかし、どんなタイプの男性の不妊症でも即効的に改善するような万能のサプリメントや漢方薬はありません。

サプリメントや漢方薬で即効的に不妊治療で結果を出すには自分に合ったサプリメントや漢方薬を適量服用することが重要になります。

逆に自分に合わないサプリメントや漢方薬を服用すると、精子の量や運動率は逆に下がることがあるのです。

しかし、どれが自分に合ったサプリメントや漢方薬なのかはなかなかわかりませんよね。

そのため、ここの部分は男性の不妊治療を積極的に行っている病院や漢方薬局などで相談して治療を受けられることが望ましいと思います。

自分自身でできることで、不妊治療の助けになって、しかも逆に悪化することのないものというものは非常に限られるわけでです。

それが休息を十分にとる、睡眠時間を十分にとるということなのです。

具体的な例を挙げてみます。

昔、JAFに務めている方が男性不妊の相談に来られていました。

この方は、来局されていた当初は精子の量が2000万を切る状態でした。

そして、漢方薬を服用していただいて、4000万くらいまで数値が上がってきました。

しかし、JAFは定期的に夜勤があるのです。

この夜勤をした直後に病院で検査をすると決まって1000万以下まで下がるのです。

しかし、日勤が続いているときに病院で精子の検査を行うと4000万前後をキープするわけです。

男性で多くの方は徹夜まですることはないですよね。

そのため、ここまで極端に下がることはないですが、

男性不妊の患者さんの相談を受けた時に継続的にチェックしてみると、かなりの確率で、夜更かしをしているときに、精子の運動率や量が低下するのです。

逆に言えば、このような原因で悪化している方は非常に短期的に改善する余地があるのです。

そのため、食べ物とか、サプリメントとかに手を出す前に、まずは十分な休息をとって、精子の運動率や量の変化を比較してみてください。

1週間休息(十分な睡眠)をとるだけでも変わることが多いです。

逆にもともと十分な休息・睡眠をとっているにもかかわらず、精子の運動率や量が低い人は男性の不妊としては重度の事が多いです。

このような方は先ほどとは違って、漢方治療を行っても即効的な改善はみられません。

1年間以上の長期にわたる辛抱強い治療が必要になります。

このような方は自分であれこれするよりもまずは、専門的なところで相談し、治療を受けられることをお勧めします。

 

広島の漢方薬局ハーブスのTEL082-507-3470