基礎体温の基本(女性ホルモンと基礎体温の関係など詳しめに書いています)|漢方薬局ハーブス

 

ここでは基礎体温の基本(女性ホルモンと基礎体温の関係など詳しめに書いています)についてかなり詳しくお話しします。

妊娠したいと強く望んでおられる方はまずは基礎体温を測ってみるところから始めてみてはどうですか?

基礎体温は排卵したか?や妊娠したかどうか?以外にも妊娠しやすい体質か?とか不妊治療は良い方向に向かっているか?など様々なことがわかります。

それらについてしっかりと理解するためには基礎体温と女性ホルモンの関係などについて詳しく知っておいた方が良いのです。

そこで、ここではあえて、難しいかもしれませんが敢えて詳しく基礎体温の基本について書いています。

がんばって読んでみてください。

基礎体温とは

基礎体温とは最小限のエネルギーしか消費していない安静時に測定した体温のことです。

普通の人の生活の中で最小限のエネルギーしか消費しない安静時というのは寝ている時になりますが、完全に寝ている時には体温を測ることはできません

そのため寝ている状態に一番近い朝起きた時に測るのです

 

基礎体温の意味や目的は?

この基礎体温というのは女性の排卵のサイクルと関係が深いのです。

この排卵サイクルは普通は病院に行かなければ分からないものですけれども基礎体温をつけることによって間接的にですが、排卵のサイクルを知ることができるわけです。

つまり基礎体温というのは病院に行かずに自分自身の力で排卵サイクルを知ることのできる有効な手段と言えるわけです。

基礎体温の歴史(なぜ基礎体温は測られるようになったのか?)

そもそも基礎体温は1930年代頃に避妊が目的でアメリカで利用されるようになりました。

排卵が起こらない時期を調べてそのタイミングで性交することで、避妊をしていたのです。

しかしこれは経口避妊薬ピルが広く普及してからは必要がなくなって基礎体温はアメリカでは使われなくなりました。

一方、日本では元々はこの避妊のために入ってきた考え方のですけれども、これを逆に排卵日を推測して妊娠するための方法として定着したのです。

一般的にいわれている基礎体温でわかること

  • 妊娠しやすい時期、タイミングをとる日(排卵の時期)
  • 避妊できる日の予測
  • 排卵しているかどうか
  • 妊娠しているかどうか

※細かく基礎体温を見ることによってさらにいろいろなことがわかりますが、それは基礎体温のグラフの見方を詳しく解説に詳しくっ書いています。

基礎体温イメージ

基礎体温のグラフの見方

基礎瘀体温表

 

基礎体温の基本

まず基礎体温を見て生理周期を大きく四つに区分します。

卵胞期(低温期)、排卵期、黄体期(高温期)、生理(月経)の四つです。

それぞれの日数や基礎体温の温度のおおよその目安を一覧にします。(厳密に決まっていない部分もありますので、あくまで目安です)

基礎体温の日数とそれぞれの時期の温度の目安

※1西洋医学的に月経周期で正常といわれているのは25日~38日の間です。ただし、極端に短い場合や長い場合は不妊症の原因となる原因がある場合が多いです。そのため、ここでは28日~30日としておきます。

※2低温期の日数は全く決まっていません。そのためこの日数は標準的な月経周期-(排卵期の日数+高温期の日数)で逆算的に出しています。実際にはこの日数はかなり曖昧で、病院でも低温期が10日以下だと短いねと言われ、20日以上だと長いねと言われることが多いという感じです。

※3排卵後の移行期も厳密ではありません。通常、低温期で一度温度が下がってから上昇するのが一般的です。そしてこの基礎体温が一度下がる時期に排卵するといわれています。つまり排卵の時期は低温期の日数とほぼ一緒ということです。そして基本的にはスッと1日~2日で上がるのが理想ですが3日くらいかかっても正常の方もられます。ただし、あまりに上がるのに時間がかかる場合は不妊症の現認が隠れている場合がありますので注意が必要です。

※4月経(生理)の際は一気に1日で低温期の温度までさがるのが理想です。生理が来たのに体温が高いままの場合やゆっくりしか下がらない場合は不妊症の原因が隠れているケースがあります。

※5高温期は36.7℃以上あるのが望ましいですが、高ければ高いほど良いわけでもありません。私の経験では高温期が平均して37℃以上の方よりも36.7℃~37℃の中に入っている方の方が妊娠しやすいです。

基礎体温と女性ホルモンと卵巣の働き

まず基礎体温のグラフの生理周期のそれぞれの名称、および卵巣の内の卵胞の状況とホルモンの変化と基礎体温の関係について説明します。

女性ホルモンの働きと卵胞の関係

まずは女性ホルモンの分泌の主な順序と卵胞の関係について説明します。

卵胞期にはまず最初に卵胞刺激ホルモン(FSH)というホルモンが脳内の脳下垂体という場所から分泌されます。

これは血液を通って卵巣に届き、卵胞は刺激されるため、卵胞は育つのです。

卵胞が育ってくると卵胞から卵胞ホルモン(エストロゲン:E2)というホルモンが分泌されます。

このホルモンが子宮内膜に働くと子宮内膜を厚くする働きがあるのです。

一方、この卵胞ホルモン(エストロゲン:E2)が血液を通って脳下垂体に届くと、脳下垂体は卵胞が育ってきたことがわかります。

そうすると、今度は排卵を促すために黄体形成ホルモン(LH)というホルモンを分泌します。

※黄体とは卵胞から卵が排卵されたあとのものなので、黄体を形成する=排卵するということなのです。

このホルモンが卵胞に届くと卵胞は排卵し、黄体となるのです。

この黄体からは黄体ホルモン(プロゲステロン:P4)が分泌されます。

このホルモンは子宮内膜の厚さを維持する働きと基礎体温を高くする働き(高温期を作りだす)があるのです。

このホルモンは受精卵が子宮内膜に着床すれば維持されますし、着床しなければそれが合図となって月経(生理)が起こるのです。

これが女性ホルモンの分泌の一連の流れです。

まとめますと

卵胞刺激ホルモン(FSH)→卵胞ホルモン(エストロゲン:E2)→黄体形成ホルモン(LH)→黄体ホルモン(プロゲステロン:P4)です。

女性ホルモンと基礎体温の関係

先ほど4つのホルモンに関して説明しましたが、直接基礎体温に関わるホルモンは2つなのです。

それぞれのホルモンの働きと基礎体温を簡単にまとめると次のようになります。

卵胞ホルモン(エストロゲン:E2)と黄体ホルモン(プロゲステロン:P4)の働きの比較

この話をもとに基礎体温でわかる事の基本的な見方について説明します。

まとめ

基礎体温表の基本について詳しく説明してきました。

基礎体温を毎日測ることによって排卵したかどうか?や妊娠したかどうか?以外にもさまざまなことがわかります。

例えば、婦人科疾患の可能性を知ることもできますし、妊娠しやすい体質か妊娠しにくい体質かなども知ることができます。

それらがなぜ、基礎体温からわかるのかを理解するには基礎体温と女性ホルモンの働きをより詳しく知っておくことが必要なのです。

わかりにくいこともあったかもしれませんが、この基本的な知識を理解して、基礎体温のグラフの見方をわかりやすく解説などを読まれると基礎体温の理解がより深まると思います。

 

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