採卵もやってみないとわからないことがある|広島の漢方薬局ハーブス

採卵イメージ

不妊治療されている早発閉経の患者さんが来られました。

この患者さん、約半年ぐらい前までは治療が順調に進んでいて連続で採卵ができていたのですけれども、2個取れた後、3個目の採卵の治療の際に使われた高刺激のホルモン剤注射を使用してからパッタリと卵胞が育たなくなったのです。

ただ、この時期はこの方にお出ししていた漢方薬も丁度ずれてきていたのです。

私の経験としては元々卵が育ちにくい方や妊娠されにくい方が、卵が育つようになったり、妊娠したりする時にはほぼ間違いなく出している漢方薬があっている時なのです。

逆にお出ししている漢方薬がずれてくると卵が育ちにくくなったりすることがあるのです。

今回のケースもそういうこともあるのかな?と思ってたのですけれども、それ以降、お出ししている漢方薬はずっと合っているのですけれども、一向に卵が育たないのです。

こういう場合、考えられることはやはり、高刺激のホルモン注射が影響して卵巣機能が一層弱ってしまった可能性と、単純に加齢に伴う生殖機能の低下です。

どちらにしろ、結果として生じているのは卵巣機能の低下の可能性が高いのです。

一般的に早発閉経のように卵巣機能が著しく低下している場合、不妊治療はホルモン補充療法よりも自然周期の治療の方が合っていることが多いです。

現在、この患者さんの通われている病院はホルモン補充療法を中心とした病院なので、これ以上卵巣を過剰に刺激する治療は難しいのではないか?と最近は考えるようになっていました。、

しかし、この患者さんが先々、病院に行ったら、卵胞らしきものが、育ってきているそうなのです。

そして先週になると、その大きさは18mmまで成長し、エストロゲンの値は今までで最も高い500(pg/ml)以上になってたそうなのです。

それで採卵はいつですかと尋ねると、なんと3日後なんだそうです。

連休を挟んでしまうためのようです。

現在すでにこの大きさだと、下手をすると明日排卵してしまう可能性もあります。

せっかく久しぶりに卵が順調に育ったのになかなか厳しい状況です。

しかし、それを言ってもどうにもならないので、私の薬局では薬が合ってるかどうかを確認して、(漢方薬は合っていたので同じお薬を一週間分お出しして)、一週間後どうなったか結果を教えてもらことにしました。

そして一週間来られた際にその話を聞いてちょっと驚きました。

というのも、先週の土曜から数えて三日後に病院に行った時には卵胞は逆にしぼんでしまっていて18ミリが13ミリになっていたそうです。

多くの病院ではこのような状況になると、採卵しないことが多いのですが、この病院では採卵できるかどうかは五分五分だと思うのでどちらでも好きな方を選んでくださいという事を言われたそうです。

そういわれて、この患者さんは諦めきれないので採卵をお願いしたそうなのです。

まあ・・・普通に考えると無理だろうな・・・と思ったのですが、

実際には、その採卵で卵が取れて、なおかつ、その卵がちゃんと受精して、そして分割もして、凍結もできたそうなのです。

正直驚きました。

あんまりこのような状況で実際に採卵したケースは聞いたことがないのです。

この話を聞いてなんでも決めつけてしまうのはよくないなということを改めて思いました。

何はともあれ、3個目の卵がゲットできて、良かったです。

次回は卵を2個返してみるそうです。

この勢いで、上手くいくといいんですけどね・・・

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