アトピー治療で失敗しないための漢方薬局選びの重要ポイントを8つに絞って説明したいと思います。
読者対象はこれからアトピー治療で漢方薬局を探そうと思っている方です。
この内容は漢方薬局を実際にやっていて、その内情もわかっている自分が書いたものなのでなるほどと思える内容だと思います。
なぜアトピー治療で漢方薬局選びが重要なのか?
それはアトピーが治るか治らないかに直接関わってくるからです。
にもかかわらず、実際に良い漢方薬局を探すことはなかなか難しいと思います。
現実問題として全然患者さんの治っていないHPの漢方薬局に多くの患者さんが相談されているということが実際よくあります。
どういう点に注意すれば、自分のアトピーが治せる漢方薬局を見つけることができるか?
そこを見極めれるようになるために必要なポイントに絞って説明したいと思います。
アトピー治療漢方薬局選び8つの重要ポイント
1アトピーの漢方薬による治療は時間がかかるものと思って腰を据えてやる気がなければやめておいた方が良い
この話は漢方薬局選び以前の前提の部分になりますけれども、アトピー治療というのは時間のかかるものです。
これは漢方薬局でなくても病院の治療であっても同じだと思います。
漢方薬を飲めばすぐに治るというような感覚で漢方を始めるのであればそれはどんな漢方薬局に行っても難しいと思います。
大人になってから突然出てきたようなアトピーであれば数ヶ月で良くなる方もおられますけれども、小さい頃からのアトピーであればやはり、そのかかった年数に比例して治療も時間がかかります。
そのため、年単位で腰を据えてやる気で取り組むべきだと思います。
もしそうでないのであれば最初からやめておいた方が良いかもしれません。
2実際に治った症例や体験談(画像あり)が複数載っているか?
アトピー治療というのは、はっきり皮膚の状態に現れます。
そのためごまかしは効きません。
アトピー治療で実際にちゃんと治癒まで至った症例がホームページに載ってるかどうかというのは重要なポイントになります。
当然、たくさんの症例を載せている薬局はが様々なケースを体験して治しているわけですから、より治せる力があると思います。
3途中の経過は載せているけれども最終的に治ったアトピー症例が載っていない漢方薬局は要注意
最近のホームページを力を入れているサイトにありがちなものです。
HPに力を入れているので途中経過でうまくいっている症例は載せていますが、最終的に治った体験談(症例)は載っていない。
それはなぜか?治っていないからです。
もし治っているのなら、これ以上の宣伝はないですから載せないわけはないのです。
こういう薬局を料理屋に例えると有名なお店だけど、食べてみたら普通だったという類のお店です。
宣伝(お店の見せ方)が上手であることと腕(料理のおいしさ:漢方であれば腕)の良し悪しは全く別の話だという事です。
こういう漢方薬局で漢方相談しないためには、体験談や途中経過などキャッチコピーだけでなく中身をよく読んでみることです。
こういうサイトは体験談を読んでみたら、結局はそれほど良くなっていなかったり、まだ治療途中でよくなった時の一瞬だけ書いていたりするのです。
4漢方薬局のランキングサイトや口コミサイトはまだほとんどないので評判は知人に訊くのが一番
現在のところ漢方薬局のランキングサイトや口コミサイトというのはほとんどないのが実情です。
そのため現時点では漢方薬局の評判は知人・友人に直接聞くのが一番良いと思います。
アトピー治療に関してなら、漢方薬局に通おうと思っているという話をしても恥ずかしくはないと思います。
そのためいろいろな人に訊いてみたらいいと思います。
もし気になる薬局があって、アトピー以外の治療を受けられた方がいれば、その感想だけでも先生の人柄や料金など参考になると思います。
そして基本的には漢方薬剤師は常にすべての疾患の勉強はしているはずなので、そこで良くなっている人がいれば、他の疾患でも良く可能性はあると思います。
5やたら料金が高い漢方薬局は注意する
漢方薬局は保険がききませんから普通の病院での治療に比べれば、当然料金は高くなります。
漢方薬の値段というのは薬局によってまちまちですけれども、広島であれば漢方治療の金額というのは15000円から2万円というあたりが1か月の相場なのではないかと思います。
1か月あたり2万円から3万円はやや高めだと思います。
3万円を超えてくる場合というのは症状がかなり重い場合です。
もしアトピーで月5万円以上かかるようであれば、その漢方薬局は基本的には変えた方がよいと思います。
6最初は標準的な値段だったけれども相談すればするほど値段が上がってくる漢方薬局も注意
この形も最近の漢方薬局で見かけるタイプの一つです。
最初は標準的な15000円から2万円に収まっているのですけれども相談する度に、漢方薬やサプリメントが追加されていき、どんどん値段が上がっていくタイプの漢方薬局です。
こういうタイプの漢方薬局はその薬局のマニュアルの中に半年でいくらまでもっていくとか1年でいくらまでもっていくとかかいてあるところもありますの要注意です。
7漢方薬局の先生のブログや薬局そのもののブログがあればそれを読んでみましょう
漢方薬局の先生との相性はとても大事です。
なぜならアトピー治療は先にも書きましたように長期間服用しないといけないから漢方薬局の先生との付き合いもな長くなります。
当然その先生との相性が悪ければ治療そのものにストレスを感じてしまいます。
ホームページでわかることももちろんありますけれども、ブログの方がよりその人の本音の部分が出てきます。
その先生の基本的な治療の方針や物の考え方などはブログの方がよりストレートに出てきます。
そのためブログを読んでちょっと違うかなというような所だと最終的には長続きしない可能性が高いです。
8HPしかない場合はHPのデザインの色や文章の書き方や書いてある内容などをチェックしてみる
非常に綺麗なホームページの場合は業者さんにホームページそのものを委託しているケースがあります。
そうするとHPからわかることは少なくなってしまうと思うかもしれませんが、
基本的なHPのデザインのトーンなどはそこの先生の好みが当然投影されます。
そのためHPの色合いや持っている雰囲気はその先生の好みのものである可能性は高いです。
そうすると、その色合いや雰囲気が好きでなければきっとその先生との相性も合わない可能性が高いのです。
あともう一つ、ホームページに書かれている基本的な文章はその先生が原稿を書いてるはずです。
そのためその文章が極端に難解であったり、淡泊であったりする場合は漢方相談をした時にも同じような説明になる可能性が高いです。
ホームページの中に書かれている情報量が少ないホームページというのは説明する能力がないか、説明する知識がないか、説明する気がないかのいずれかです。
その段階で説明する気がない人は薬局に行ってもやはり同様の説明の仕方になってしまう可能性は高いのです
つまりホームページを業者に委託していたとしても、HPの断片的な部分にその人の人柄みたいなものも出てくるということです。
一生懸命伝えようとしている文章であればやはり薬局に行った時も一生懸命治そうとか伝えようとする姿勢があると思います。
最終的には行ってみないとわからないこともあると思います。
けれどもいくつか候補があるのであればその中から選ぶ一つの基準としてはそういうところもチェックしてみたら良いのではないかと思います
まとめ
いかがでしたか?
アトピーの患者さんが漢方薬局で治療を受けようと思う際、様々な不安があると思います。
すごく料金が高くないか?いったい完治するまでどれくらいの時間がかかるのか?漢方治療してちゃんとアトピーが治るのか? そこまでお金が続くか?等々様々あると思います。
実際のところ100%アトピーを治せるという漢方薬局はありません。
だから、少しでも治る確率の高そうな漢方薬局を探すわけです。
でもそれもあくまでも確立にすぎません。
自分がその漢方薬局で治るかどうかはまた別の話なのです。
そこで最も重要になるのは自分がこの先生になら身体を預けてもいいという先生(漢方薬局)を見つけることができるか?という事だと思います。
そのポイントとなるのがHP・ブログ、漢方薬の料金、治療技術なのです。
治療技術は治った写真画像である程度推測できます。その人の漢方やアトピーに対する考え方本音はブログなどで分かります。そして、そこの先生の持っている雰囲気はブログやHPの色合いや文章のトーンで理解できます。
そしてその人の良心は価格に現れるのではないかと思います。(安ければ良いというわけではありません。適正な価格を大きく超えていないか?無理に値段を上げる方向にもっていっていないか?ということが重要なのです。)
こういったものすべてが口コミ(知人の評判)に出るのだと思います。
こういったものから自分が本当に一緒に長く付きあえる漢方薬局の先生と出会えることが何より重要なのではないかと思います。
さらにアトピー関連のブログを読みたい方は➡アトピー性皮膚炎関連ブログ
アトピー治療に興味のある方➡アトピー性皮膚炎・湿疹