今回は、早発閉経で43歳患者さんが妊娠された事例を紹介します。

 

漢方薬局ハーブスに通い始めて約5年。

当初は漢方で身体の内側から整えていけば、すぐに妊娠できるだろうと考えていました。

元々AMHが低い私は毎月卵が出来ず、3か月に1つ、長くて半年に一つのペース。

やっと卵が出来ても卵が採れなかったり、空砲だったり、採れても異常受精だったり、気の遠くなるような日々でした。

卵ができるようにと漢方のあらゆる種類、粉・煎じで飲むタイプ・錠剤・カプセルと身体の変化に合わせて谷先生はいつも粘り強く、私に合う漢方薬を探してくれました。

その甲斐あって39歳の時に妊娠、喜びもつかの間、妊娠8週目で流産。

心が折れてしまって、もう歳だしAMHも低いし卵なんてもう出来ない!

子供は無理かもと絶望的になっていました。

でも、最後に以前から谷先生に勧められていた神戸の病院が諦めきれず、ここに行ってダメならもう妊活はやめようと覚悟を決めて行くことにしました。

神戸には2年半通いましたが40歳の時に2つの受精卵を凍結することができ、42歳の時に1つを戻すも着床せず・・・。

最後の卵を戻す勇気がない私は採卵を繰り返すもうまく行かず、そのうちだんだん気持ちの変化が表れ、ここまでやってダメならしょうがない、子供のいない人生を夫婦で楽しく行きていこうと思うようになり、43歳の時に最後の卵を戻す決心をしました。

移植してからドキドキの毎日で期待半分、諦め半分の中、とうとう迎えた判定日。

まさかの妊娠!驚きからの喜び、そして前の流産もあり、まだ油断はできないという複雑な気持ちでした。

谷先生に報告した時にすごく喜んでくれたけど、喜びより驚きの方が大きかったような気がします(笑)

ここまで諦めず頑張ってこれたのも谷先生のおがけです。

ありがとうございました。

本当に本当に長い間お世話になりました。

漢方治療イメージ

漢方薬局ハーブスのコメント

この患者さんは、私の薬局で妊娠された患者さんの紹介で来られました。

来られた当初は別の漢方薬局に通われていて全く結果が出ず相談に来られたのですが、正直、出されていた漢方薬が合っていないため、変な風に体質が変わっていました。

そのため、その変な風に変わった体質を元に戻すところから治療を始めたので、通常よりも時間がかかりました。

それもあって最初の頃は基礎体温が1層でガタガタ(無排卵)でした。

そして来られた段階でAMHは0.04ng/ml、FSH(卵胞刺激ホルモン)も一時はを50mIU/ml超えて早発閉経状態でした。

その後漢方治療を行い、徐々に体質は改善し、AMHは当然低いままでしたが、FSHの値は改善し、1年後くらいには、毎回ではないですが、病院で採卵⇒受精⇒凍結ができるようになりました。

そして、私の薬局で不妊治療を始めてから約2年で生まれて初めて妊娠されました。

これで、漢方治療は卒業と思われたのですが、残念ながら流産されてしまいました。

その後、病院を転院し、私のおすすめした関西の病院にほぼ毎週欠かさず、何時間もかけて通われました。

その生活を2年以上続けられました。

そして私の薬局にも県外にも関わらず、毎週漢方相談に来られていました。

こうして改めて考えてみるとものすごい忍耐力だと思います。

その後、漢方治療を始めてから転院した病院で、何個かの受精卵を凍結することができました。

しかし、転院されて1年半過ぎたあたりから、なかなか採卵が思うようにいかなくなりました。

漢方薬イメージ

卵そのものが卵巣にほぼ無くなったからだと思います。

その後は卵が育たない、卵が育ったと思って実際採卵しても空砲や変性卵のような状態が続きました。

私も内心、これ以上の不妊治療は難しいかもしれないと思うようになりました。

そして、この患者さんも転院した頃に採卵できた最後の受精卵を戻すことに決めたのです。

そこで少しでも患者さんの身体がベストな状態に近づくよう、最良と思われる漢方薬を調合し続けました。

しかし、その一方で、今までの治療の流れから考えて、私は内心、この移植は難しいのではないか?とも思っていました。

ところが、私の予想に反して患者さんは妊娠されました。

正直驚きました。

しかし、高齢不妊の最大の問題はその流産率の高さなのです。

妊娠されてもかなりの確率で流産されるのです。

そのため、こちらもあまり期待しないよう、こちらから連絡することは極力控えるようにしていました。

そのかわり、この患者さんは定期的に連絡をくださって、あっという間に安定期までたどり着きました。

そして、別件で連絡した際、あと1か月で出産だというお話しをお伺いしました。

恐らくこの記事をアップしている頃には出産していると思います。

改めて思い返しても大変な苦労と努力をされたと思います。

不妊治療というのは必ず努力と結果が結びつくわけではないですが、今回の妊娠はご本人のたゆまぬ努力無くしてはなしえなかったことだと思います。

本当に良かったです。

 

この早発閉経(高齢不妊)の患者さんに用いた漢方薬およびその費用と治療期間

早発閉経(高齢不妊)の患者さんに用いた漢方薬

ものすごく沢山の種類の漢方薬をその時々に応じてお出ししました。その一部を書いておきます。

桂枝茯苓丸系統

当帰芍薬散系統

温経湯系統

プラセンタ系統

鹿茸製剤系統

柴胡桂枝乾姜湯系統

など

治療期間

約5年

この患者さんい用いた費用の目安

1か月当たり15000円~45000円
※加齢に伴う卵巣機能の衰えを抑えるために、必要な漢方薬の量も種類も増えていきました。それに伴ってお薬代も徐々に上がっていきました。

早発閉経の漢方療法について詳しくはこちら

 

 

遠方の方の漢方相談も対応中お問い合わせフォームはこちら