患者さんの紹介でご夫婦が漢方相談に来られました。

ご相談はご主人の目の相談でした。

この方は緑内障があり、両目ともやや眼圧が高いそうです。

また、お仕事でかなり目を使われるとのことで、常に、目に違和感や不快感があるそうです。

そして、それが積み重なってくると、目が痛くなるそうです。

さらに、眼のコンディションは体調とリンクしており、体調が悪いと目にくるそうです。

ご相談を聞く中で、これら一連のことは緑内障が原因と思われている様でした。

しかし、私がこの患者さんを最初に見た時に気になったのはスマートウォッチでした。

何となく、スマートウォッチがこの方の気の流れを阻害しているように思えたのです。

※スマートウォッチを止めることで過去にもご本人の気になっている症状が改善したことがあるのです。

そこで、東洋医学的な目のツボの反応と、緑内障のの反応の出ているツボの反応をチェックし、自覚症状を起こしている原因がどちらからなのか調べてみることにしました。

そうすると、目の不快感や違和感と緑内障とは一致しないことがわかりました。

次に、この目のツボにスマートウォッチが関係しているかチェックしてみることにしました。

そうすると・・・やはり、スマートウォッチは目のツボに影響を与えていました。

つまり、緑内障の漢方治療を仮にしたとしても、目の違和感や不快感は改善しない可能性が高いのです。

改めてご主人に主訴を確認したところ、やはり目の不快感や違和感をどうにかしたいという思いがあるようです。

そこで、この時、思い切って、漢方薬は出さず、2週間ほどスマートウォッチを止めて、目の状態に変化が無いか様子をみていただくようにお話ししました。

症状改善のイメージ

そして2週間後来られた際に様子をお伺いすると・・・

ご主人曰く、スマートウォッチを外して翌日はすごく良いような気がしたけど、実際には微妙に良いくらいですとのことでした。

そっか~・・・思ったほどではなかったか~

と少し残念に思ったのですが、一緒に来られている奥様が、傍から見ていて随分良くなっているように見えるといわれたのです。

最初ご主人は納得されていないようしていたが、奥様が、ご主人の目が極端に調子悪くなる時は、ものすごく目をゴシゴシされるそうなのです。

その動作がこの2週間でなくなったそうなのです。

その話を聴かれていて、ご主人の方も「確かに!」と納得されたご様子でした。

やはり、スマートウォッチはこの方の目の不快感にかなり影響を与えていたようだったのです。

そこで、ここの部分に関しては継続してスマートウォッチを止めていただいて、様子をみることにしました。

そして、今回からはこの目の不快感とは別の緑内障の治療を行うことにしました。

またこの続きはおいおい書きたいと思います。