HPをみて患者さんが来られました。

ご相談内容はパニック発作、不安感、息ができない、息がしづらい、手の震え、動悸、夜中に目が覚めるなどです。

この症状は約3年前からあるそうです。

どういう時にその症状が出るのか?をお伺いすると、仕事中、運転中で特に高速道路、トンネルの中で出るそうです。

ここ症状になったきっかけをお伺いすると、新型コロナが流行っていた頃に、一日中マスクをして生活していてマスクのまま何かの説明を1時間半くらい連続でしていたら、息苦しくなっり、それ以降出るようになったということでした。

次に、この症状になった原因についてお伺いすると・・・仕事のストレスではないか?と言われていました。

現在、過去・現在、他に治療は受けられているのか?をお伺いすると、病院での治療は受けていないそうです。でも頓服として安定剤はもらっているという事でした。

あとは、整体に通われているという事でした。

ただ、色々な症状があるようですが、基本、仕事以外の時には元気なのだそうです。

漢方治療イメージ

そこで、改めて東洋医学的な問診やメンタルに関する質問、その他の東洋医学的なチェックを行い、この患者さんに合うと思われる漢方薬を出してみました。

そして2週間後に来られた際に様子をお伺いすると・・・眠れるようになったそうです。

でも、まだ、動悸や高速道路、トンネルなどは良くなく、その他の症状の変化はまだよくわからないという事でした。

でも、漢方薬は合っている気がしたので同じ漢方薬で様子をみていただくことにしました。

そして2週間後来られた際に様子をお伺いすると・・・

トンネルは大丈夫だったそうです。

そして動悸も無かったそうです。それ以外の症状は良くわかないという事でした。

でも、まだこの漢方薬で合っている気がしたので、同じ漢方薬で様子をみていただくことにしました。

そして3週間後来られた際に様子をお伺いすると・・・

動悸とトンネルは変わらず大丈夫で、一番ストレスを感じる仕事も何とかこなすことが出来たそうです。

体質改善イメージ

そして、今までは調子が悪い時にデパス(安定剤)を飲んでいたそうですが、これを使う頻度が減ってきたそうです。

そして、さらに3週間後、動悸、息苦しさとトンネル、一番ストレスを感じる仕事も大丈夫だったそうです。

ところが次の2週間後に再び体調が悪化したのです。

そこで、何回か来ていただく間に漢方薬の組み合わせや漢方薬同士の配合比率などを変えながら、漢方薬の調整を行っていきました。

それで、徐々に症状は安定してきたのですが、漢方薬の調整をこまめに行わないとの患者さんの症状が変化しやすい感じに変わってきたのです。

そこで、今までは3~4週間間隔で漢方薬をお出ししていたのですが、1週間間隔に変更しました。

そして漢方治療を始めて約5か月後に漢方薬が大きく変わりました。

最初は良くわかならなかったのですが、何回か漢方薬を見直していくうちに、症状はパニック発作から更年期障害に変わったみたいでした。

というのも女性ホルモンの異常がでるポイントに異常が出ていますし、この患者さんの年齢が丁度そのくらいの年齢だったのです。

ただし、症状としては動悸や胸のしめつけ、、不安感などで最初の頃の症状に似ていました。

でも、更年期障害?に用いるような漢方薬を使うことで徐々にこれらの症状は落ち着いてきました。

更年期障害?と思われる漢方薬をお出しして症状が落ち着いてきたのですが、この治療が5か月過ぎた辺りから、更年期障害に用いる漢方薬がなって効かなくなってきました。

そこで、また再度一から身体の状態を東洋医学的にチェックしたところ、再びメンタル的な問題の漢方薬が合う状態になっていました。

そこでまた、1~2週間間隔で、ご相談を行う形になりました。

結果としてお出ししたのは一番最初にお出しした漢方薬と同じ系統の漢方薬で、都度都度調整を行いました。

症状は以前と比べれば、ひどくはないもの、一進一退で、なかなか出口の見えない状態が続きました。

それが、ある時期から、一筋の光明?が見えてきたのです。

この患者さんとの会話の中で、改めて、この症状を引き起こしている原因についての話をしていた時、この患者さんから仕事でお客さんから理不尽なクレームをしょっちゅう受けていることが分かったのです。

いわゆるカスハラ(カスタマー・ハラスメント)です。

言葉としては知っていましたが、こんなに患者さんの身体症状にダイレクトに影響するほどひどいのを見たのは初めてでした。

この患者さんが原因不明に再び悪化してきた時期と、カスハラ(カスタマー・ハラスメント)を受け始めた時期はある程度リンクしていたのです。

この患者さんとそのお客さんの仕事関係のつながりは、ずッと続くわけではなく、期限が決まっているのです。

そのため、その時期を超えれば、少なくとも症状の軽減は起こるだろうと思われました。

とにかくそこまでまずは症状を抑えようというところで方針は決まりました。

そこから約半年間は、患者さんにストレス度合いと体調の状態をお伺いしながら、お薬の調整を行いました。

リラックスイメージ

そして、そのお客さんとの仕事のつながりが無くなる約2か月前辺りから、実際症状が安定してきました。そして、1か月間には症状がほぼ無くなり、2週間前になった段階で症状は一切なくなり、東洋医学的な漢方薬が必要という反応も消えました。

そのため、その時点で漢方治療を終了したのです。

一旦良くなって、再度再発したのは更年期障害が関係していて、その次に再び悪化したのは、最初の漢方治療が体質改善のレベルまで進んでいなかったためだと思われます。そしてその次に再発して一進一退で出口が見えない状況になったのはカスハラだったという事だと思います。

一度良くなった症状が2回、3回と再発し、一時期は本当に悩みましたが、良くなられて本当に良かったです。

ホッとしました。

※漢方薬の効果には個人差があります。

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