紹介で患者さんが来られました。

症状は膝痛です。

随分前から左膝が痛くて痛くて我慢できず、病院で手術を受ける予定だったのですが、その数日前に新型コロナになったため手術が延期になったそうなのです。

この膝の症状によって足がうまく前に出ないそうです。

それでも現実問題、全く歩かないわけにはいかないので、無理して歩き続けると途中から腰も痛くなるそうです。

それ以外の症状としてめまい、身体の痒み、逆流性食道炎などがあるとのことでした。

そして、現在ニンニクとしじみのサプリ、すっぽんエキス、高麗人参のサプリ、野草が入った酵素、乳酸菌のサプリ、

めまいのための漢方薬を服用されていました。

それ以外にひざ痛以外の症状の時間的な症状の経過や漢方的な体質を見極めるためのさまざまな質問などを行いました。

そこで気になったのは膝痛以外の症状でした。

漢方治療イメージ

めまい、身体の痒みは数年前からあった症状ですが、話を伺うとずっとその症状落ち着いていたのにサプリメントや漢方薬を飲み始めてから症状が悪化しているように思えたのです。

そこでまず、私の薬局で漢方薬をお出しする前に、皮膚のかゆみやめまいに影響を与えていそうなサプリメント、健康食品、漢方薬の服用を止めて2週間様子をみていただくことにしました。

そして2週間後来られた際に様子をお伺いすると、痒みとめまいの症状は落ち着いていました。

そこで、メインの主訴である左膝の痛みを治療することにしました。

この方の年齢や痛みの出始めてから現在までの期間が長い事から考えると慢性疾患であり、動かせば動かすほど痛いことからも血流よりも膝関節そのものに問題があるように感じました。

そこで、慢性の膝関節症に用いる漢方薬の中から最も合いそうなものを選んでとりあえず1週間飲んでいただくことにしました。

そして1週間後来られた際に様子をお伺いすると・・・

痛みは軽減しているそうです。

そして2週間間隔でご相談に来られたのですが服用されて約2か月でほぼ痛みは無くなりました。

その痛みが無くなった時期に広島でイベントがあってかなり歩いたそうですが、それでも痛みは出なかったそうです。

それで気を良くしたみたいで、約3か月後に県外の大きなイベントに参加することを決めたのです。そしてそれに出られて丁度帰ってこられたに翌日が漢方の相談日だったのです。

その時も全く痛みは出なかったそうです。

その時にどのくらい歩いたのか聞いてみたら・・・何と15000歩(スマホの万歩計を使って測定したそうです)歩いたそうです。

歩いて痛くならなかったのは本当に良かったのですが、それはいくら何でも歩きすぎです。

これが原因で再び悪化することもあるのです。

膝痛の養生法は痛みが完全になくなるまでは膝を使うのは最小限にすべきなのです。

その話は過去何度もしているのですが・・・

痛みが出ないと実感がわかないのでしょうね・・・

今回の事でさらに気を良くして、また来月も県外の大きなイベントに参加すると張り切っているので一体何歩、歩かれるのか・・・心配です。