HPをみて患者さんがご相談にこられました。

主な症状は副鼻腔炎です。それ以外にも片頭痛や胃炎などもあるそうですがとにかく副鼻腔炎が気になるそうなのです。

この副鼻腔炎が気になるようになったのは2~3年前で、はっきりとしたきっかけは無かったそうです。

そして、どうして、この症状を繰り返すのかその原因もわからないそうです。

現在はだいたい、2か月くらいの間隔でこの症状が悪化し、その都度病院に通い、抗生物質を1週間、点鼻薬2週間くらいすると治まるのだそうです。

症状は時間と共に変化していくということですが、最初の症状は鼻汁が白から始まるそうです。

そのため、最近では鼻汁が白いうちに病院に行くようにしているそうです。

というのも鼻汁が黄色くなってから病院に行くと、先ほど書いたような治療期間では改善せず、かなり長引くのだそうです。

どうして、このようになったのかはわからないそうですが、以前、結核に罹ったことがあり、完治はしているそうですが、何となく気にされているようでした。

私自身はそのことと副鼻腔炎は直接関係ないのではないか?と思いました。むしろ、肺結核になるくらいの免疫力だから副鼻腔炎を繰り返してしまうのだろうとおもいました。

そのため、この患者さんの副鼻腔炎の体質改善の漢方薬は恐らく身体を元気にして免疫力を上げるものにだるのではないか?と思いました。

そこで、さらに東洋医学的な問診や舌診やそれ以外のチェックを行いました。

その中で実際に、この患者さんは疲れやすいということもわかりました。

それらを基にこの患者さんに合う漢方薬を探していくと、やはり元気する漢方薬がこの患者さんの副鼻腔炎には合っている気がしました。

そこでこの漢方薬をとりあえず2週間お出しして様子をみてもらう事にしました。

そして2週間後来られた際に様子をお伺いすると・・・

夜中にトイレに起きなくなったそうです。そのため、朝までぐっすりと眠れるようになったそうです。

そして、便の状態が良くなったそうです。そして朝の目覚めが良くなったそうです。

ご自身の感覚としても合っている感じでした。

漢方の治療イメージ

そこで再度東洋医学的チェックを行いましたが、やはり合っている感じだったので、継続して服用していただくことにしました。

そして再び2週間後来られた際に様子をお伺いすると・・・

副鼻腔炎の症状も落ち着いており、まずまずだそうです。

だいたい今までならもう今の時期は病院で治療受けている期間なのだそうですが、ひどくならずに抑えられている感覚があるそうです。

そして、眼精疲労も、片頭痛も減っており、いつもあった右肩甲骨のコリも減っているそうです。

現在、服用されて約1か月ですが、今のところ順調です。

良かったです。