早発閉経とDHEAについて

早発閉経にDHEAは有効か?

個人的な見解ですが、早発閉経の患者さんの中にはDHEAがある程度有効な人はいると思います。

でも早発閉経ならだれでも全員に有効ではありません。

DHEAははっきりとした効能があると思いますが、合わない人や誤った使い方をすると逆に生理が来なくなったり、周期が乱れたり、生殖器ガンのリスクが高まったりする可能性もあります。

そのため、自分で勝手に購入して使うのではなく、専門家(病院の医師)に相談しながら使うのが望ましいと思います。

このことを踏まえて以下の内容を読んでいただければと思います。

DHEAは生体内でコレステロールを原料として生合成されるテストステロンやエストラジオールと同様に性ステロイドホルモンの一種です。

しかし、日本では医薬品として認可されているのですが、製造は行われていません。

そのため、日本ではDHEAを医薬品として服用することはできません。

そのためアメリカなどからのサプリメントとして個人輸入する形でしか基本的には服用するチャンスはないのです。

DHEAは内服することにより老化のプロセスを遅らせることによってシュシュの疾患症状(卵巣機能低下、パーキンソン病、アルツハイマー病、免疫不全症、うつ病、骨粗鬆症など)を改善すると言われています。

それ以外にも 男性の性欲にも関係すると言われており性欲増進の目的でアメリカで使っている人も多いという風に言われています。

これが老化防止という視点から見て不妊治療特に女性の不妊症の治療として注目を集めています。

DHEAのサプリメントの専門サイトなどを読むとDHEAの効能効果について書かれていますが、厳密に言えばこれは薬事法違反となります。

日本では医薬品の認可は捉えていますけれども日本では販売されておらず販売されているのはアメリカのサプリメントとなりますので、病院で販売される際にはサプリントとして販売されるため、非常にグレーな商品です。

医薬品とサプリメントの決定的な違いは効能効果を謳ってはいけないということなのです。

しかし今日本で医薬品と言う事で効能効果もちろんあるわけですけれども、その一部のサイトにはこのようなことが書かれています。

DHEAはあくまでもホルモンではなく性ホルモンの原料となる成分ですのでDHEAを摂取しても必要な量を補うためにDHEAが使われることが分かっており、性ホルモンは副腎皮質の判断により使われません。

このような記事を書いているのはアフィリエイト系のサイトです。アフィリエイト系のサイトとは、商品購入ページとつながっていて、その商品が売れればその売り上げの何割かを利益として得られるようなサイトの事です。

これらのサイトは恐ろしく詳しく書かれていて圧倒されますが、最終的にこの記事を書いている人たちは頭のいい人たちですが、実際に医療現場で臨床を行っているわけではないのです。

そのため、その商品が売れやすいような誘導する記事が書かれているのです。

つまり、商品販売サイトにつながっている文章や記事に関しては話半分くらいのスタンスで理解した方が良いです。

実際にうちの患者さんで臨床的にDHEAを使った結果、DHEA原因と思われるような生理不順を起こしたケースもあります。

逆に言えば効能効果があるからその様な症状を起こした理由なので正しく使用すれば早発閉経に関しても効能効果を期待できる可能性があります。

一般的にですが、DHEA先進国のアメリカの多くの栄養学者でさえ若い方のDHEAの摂取は進めていません。

年配者と違って若年層の性ホルモンの分泌はDHEAにより必要以上に増えてしまうことがわかっているからです。

つまり性ホルモンが十分にある方がDHEAを飲むのは非常に危険なことだということです。

DHEAを摂取することによって起こる副作用として考えられるのは男性ホルモンの過剰作用です。

具体的には多毛症、顔面皮脂分泌増加、皮膚炎などが考えられます。

それ以外にはDHEAはステロイドホルモンの一種であるため、長期服用後に服用中止した時にリバウンドとして、倦怠感や不整脈などが起きることが報告されています。

更に長期摂取による安全性が確立していないため、どのような作用が出るのかは厳密にはわかっていません。

可能性として言われているのは乳がん、前立腺がん、卵巣がん患者などの癌の進行を早める可能性があるということです。

それ以外にもうちの早発閉経や高齢不妊の患者さんでは、頭痛や腹痛がでた患者さんもおられますし、生理周期が乱れた方もおられます。

様々なことを書きましたが、うちの早発閉経の患者さんでも1名ですが、DHEAと病院と漢方治療を併用してですが、卵が育って、採卵ができ、受精もして、妊娠まで至ったケースがあります。(ただし残念ながらこの早発閉経の患者さんは出産までは至りませんでした)

これらのことで大事なことはDHEAの使い方を熟知している病院・医師に診てもらうことだと思います。

効果ができるとすれば今までのケースだと遅くとも半年~1年で出てきます。(卵巣に卵が育つ状態が起きるかどうかがポイント)

逆に言えばそれ以上やっても効果はないと思います。

そのため、半年をめどにそういう治療に取り組まれるのも一つのやり方かなと思います。

病院検索の方法は、例えば、広島の人なら、広島 DHEA 病院orクリニック こんな感じで検索をかければやっているクリニックや病院があれば出てきます。

出てこなければ、県外で比較的大きな都市で通える限界の場所を検索してみて下さい。

それが無かったら・・・他の方法を考えましょう。