B型肝炎とは
B型肝炎はB型肝炎ウイルス(HBV)が血液・体液を介して感染して起きる肝臓の炎症です。
一過性感染と慢性感染
HBVは感染した時期やその時の健康状態によって、一過性の感染に終わるもの(一過性感染)と慢性感染とに大別されます。
思春期以降の感染は一過性感染で終わります。そしてその原因のほとんどはHBV慢性感染者との性的接触によるものです。それ以外には、十分に消毒していない器具を使った医療行為、入れ墨、ピアスの穴開け、カミソリや歯ブラシの共用などでも生じる場合があります。
HBVが慢性感染している人の大部分は、母親がHBVの感染者で、出産時に産道出血によりHBVが新生児の体内に侵入することにより感染します(垂直感染)。また成人であっても、免疫力が低下するような、免疫抑制剤使用、抗癌剤治療、後天性免疫不全症候群(AIDS)患者の人たちは、HBV感染後、自分の力ではHBVが排除できずに持続感染を起こすことがあります。
肝炎治療を受けられた患者さんのお喜びの声
B型肝炎と症状
急性のB型肝炎では、約1〜3カ月の潜伏期間をおいて症状が現れます。初期の症状は体がだるい、食欲がない、発熱、吐き気、嘔吐など、かぜに似た症状です。その後、黄疸(おうだん)が現れます。その中の1%以下の人に劇症肝炎と呼ばれる重い状態に移行するケースがあります。
B型肝炎と検査データ
検査項目 | 検査結果 |
HBs抗原 | 陽性であればB型肝炎ウイルス(HBV)に感染している 。 |
HBs抗体 | 陽性であれば過去に感染し、その後治癒したことを示す。HBVワクチンを接種した場合にも陽性となる |
HBe抗原 | 陽性であれば一般にHBVの増殖力が強いことを示す。 |
HBe抗体 | 陽性であれば一般にHBVの増殖力が低下していることを示す。 |
HBV-DNA | HBVのウイルス量を測定する。 |
B型肝炎に使われる代表的な漢方薬
小柴胡湯
大柴胡湯
五苓散
茵陳蒿湯
茵陳五苓散
広島市にある漢方薬局ハーブスはB型肝炎の治療に強い薬局です
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