肝硬変とは

様々な原因で肝細胞が壊れることによって、そこに線維組織(抜けた空間を埋める支持組織→幹細胞の働きをしない)が増えて、壊れた肝細胞と入れ替わり、肝臓が文字通り硬くなります。これが肝硬変といわれる状態です。
肝硬変になると、肝細胞が減少し、健全な肝細胞も線維に囲まれるために、血液から十分な酸素と栄養素の供給を受けられなくなり、肝機能が低下します。

肝硬変の症状

肝硬変の症状はなかなか出てこない場合もあります。
症状として出る場合は、疲労感や、無気力、食欲不振、貧血、黄疸、腹水などの症状が出る場合があります。それ以外の症状としては肝機能の低下によって解毒障害が生じ、口臭、黄疸、手掌紅斑、くも状血管腫などの症状が現れたり、さらに進行すると肝性昏睡等の症状が現れることがあります。

肝硬変に用いる代表的な漢方薬

茵蔯蒿湯
小柴胡湯
桂枝茯苓丸
茵蔯五苓散