アトピーの患者さんでずっとうちに通っている患者さんが来られました。
この方最初は目の周辺の赤みや痒みで治療に来られていたのですが、その治療が一区切りする頃に、胸のあたりにも痒みが出てきて、胸の治療がある程度めどがついたころに今度はお尻がかゆくなったのです。
これらの症状の変異は1~2年くらいのなだらかな変化なのです。
人にもよるのですが、この方はどうも肝臓の解毒機能に問題かあるようで、身体に合う薬が徐々に減ってきていて、最近は本当に合う薬を見つけることが至難の業になってきました。
一時は漢方的にいう胃腸薬がこの患者さんのアトピーの体質改善に合っていたのですが、途中から効かなくなってしまいました。
正直この薬でこの方の根本的なアトピー体質を改善できると考えていたので、患者さんもがっかりしたのですが、僕自身もかなりショックでした。
なんでこんなに皮膚症状が次々出てくるのか?わかりませんでしたが、患者さんは食べ物だろうと言われていたのです。
しかしそれほど極端に身体に悪いものは食べていないだろうと僕は考えていたのです。
でもあまりにも悪化するので、細かくても食べ物をチェックしようと思っていろいろ聞いてみると・・・なんとまだお菓子をちょこちょこ食べているのです。
・・・これには少し驚きました。
そこで完全にお菓子を止めてもらうようにお願いしました。
そして1週間経過後漢方薬もまあ合っていたのか症状は多少落ち着きました。
しかしいま出している漢方薬もあっていない部分があって、このまま続けると強く副作用が出そうなのです。
そこで今回は漢方薬は出さずに、食事(お菓子を食べないを徹底する)を注意して生活もらうことにしました。
そして1週間経過後に来られたのですが症状は落ち着いているのです
。この方の場合は正直漢方薬を出すより食事を気を付けた方がいいのかもしれません。
僕はどちらかと言えば食事制限は厳しくない方なのですが、ある程度の厳しさも必要なのかもしれないと感じました。
食事ってやっぱい大事ですね。
さらにアトピー関連ブログを読みたい人は➡アトピー性皮膚炎関連ブログ
アトピー治療に興味のある方は➡アトピー性皮膚炎・湿疹