不妊治療の患者さんが来られました。

この方、ホームページを見て、漢方相談に来られたのです。

現在、通い始めて約1ヶ月半です。

この方は、初回の漢方相談から用いる漢方薬をずっと変えていません。

患者さんによっては、相談に来られる度に漢方薬を変えないといけない場合と、全く変わらない場合があります。

相談に来られる度に漢方薬が変わる方の場合でも実際にはいくつかのパターンのようなものがあります。

その都度出す薬は合っているけど、治療している問題が根本的ではない場合、病気の原因に情緒的(感情的・精神的)な問題が絡んでいて、その気分の変化で症状がその都度変わってしまうケース、その患者さんの根本的な原因を掴みきれないケース、患者さんの病気になった原因は漢方的にはハッキリと分かっているのに、その原因に対してばっちり合う漢方薬を見つける事ができないときなどです。

一方、最初に出した漢方薬が全く変わらないケースもあります。

この場合、最初に出した漢方薬がずっと合っている時です。

それでも、ずっと合い続けるかどうかはわかりません。

ある時突然合わなくなることも極まれにあります。

漢方治療イメージ

また、逆に合っている薬であれば、長くても2年も服用すると体質が改善され、その漢方薬が必要なくなる事が多いのです。

話はそれましたが、この患者さん、来られた際に体の調子を伺いすると妊娠検査薬で陽性反応が出たとのこと。

正直びっくりしました。

なにせまだ漢方薬を飲み始めて一か月半だからです。

ただ大体妊娠するのは自分がこの人はまだ妊娠しないと思っている患者さんが妊娠しやすい傾向はあります。

あともう一つ最初から薬を買えない人というのは、その人に合った漢方薬が出ているので、それも良かったのではないかと思います。

ただこの患者さん、不育症の可能性があるのではないかと思って不育症の検査を受けていただくようにお願いしていたのですが、何せまだ始めて一か月半のため、まだ病院に行かれていなかったのです。

そこだけがちょっと気になるところです。

でもとりあえず妊娠されてよかったです。