早発閉経の治療で思うこと

早発閉経の患者さんがそこそこ来るようになって、わかってきたこととかか、なんとなく感じることが増えてきています。
早発閉経の患者さんが最初に来た時には手も足も出ない状態だったのが最近では徐々に結果が出るようになってきています。もちろん全員ではないのですが・・・それでも不可能に近い状態のものが限りなく可能に近づいていくのを見るのはうれしいものです。

基本早発閉経は難しいです。それはなぜかというと、ほとんどの患者さんで原因が普通の不妊症の患者さんに比べはるかに多いからです。その複数の原因が複合していわば複数の糸が団子状に絡まってもつれてしまっている状態に近いのです。

そのもつれた糸を地道に一本一本ほぐしてゆくような作業が早発閉経の治療になります。そのため普通の不妊治療と比べて時間がかかります。糸をうまくほぐすことができた人は卵が育つようになったり、採卵できたり、妊娠されたりしています。

もちろん普通の不妊症の方に比べて早発閉経の方の場合は、卵胞が育っても空包であったり、変性卵であったりする率が高いのですが・・・それでも今までは一回も卵胞が育たなかった方が、育つようになることはとても大きな意味があると思います。早発閉経の患者さんは当然ですが、まず毎月排卵することはありません。卵胞が育つにしても、かなり突如それは起こります。

このサイクルはどうなっているのだろうと思うのですが、早発閉経の治療に積極的に取り組んでいる聖マリアンナ医大系列のクリニックでは3~4か月に1回、通常の生理とは別のサイクルが存在するというような理論で治療されているようです。確かに早発閉経の患者さんは良くて年に数回しか卵は育ちません。そのような理論があるのもうなづけます。

私が早発閉経の患者さんを治療して思うのはこのサイクルよりもう一つ下に別のサイクルがあるのではないか?ということです。
具体的には年に1度か2度の排卵のサイクルがあるのではないか?ということです。これは自然界の動物広くそのサイクルで生殖をおこなっているので、そのサイクルが人間にももともと備わっていて、その時が最も妊娠しやすいのではないか?と思うのです。

このサイクルの時に早発閉経の人も卵胞が育ちやすいのではないかと考えています。もちろん仮説の領域は出ないのですが、早発閉経の患者さんの卵胞ができるサイクルを観察しているとなんとなく感じるのです。

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