40代の患者さん妊娠されました|広島の漢方薬局ハーブス

高齢不妊で妊娠したイメージ

不妊治療の患者さんが来られました。

この方はうちの患者さんの友達の紹介で来られました。

現在、結婚されてから7年過ぎているそうですけれども、不妊治療始めてからはまだ2年ぐらいだそうです。

昨年、一度妊娠されたのですけれども、8週で心拍を確認した後に稽留流産されたそうです。

それから妊娠する気配がないため、漢方相談に来られたということです。

そこで、今までに病院で受けられた検査の結果などをお伺いしてみました。

まず、子宮頸がんや子宮筋腫や内膜症などの器質的な疾患はないそうです。

卵管は片方がやや詰まりぎみだそうです。

お乳を出すホルモンであるプロラクチンの値は20弱なのでやや高めです。

それ以外の女性ホルモンの値は正常でした。

私が一番気になったのは不育症です。

不育症イメージ

去年の妊娠された際、8週で心拍確認できた後に稽留流産をしていることから、不育症の可能性があるのではないかと思ったのです。

そこで不育症の検査の有無についてお伺いすると、まだ不育症の検査は受けたことがないそうです。

そこで、不育症の検査を是非受けて欲しいというお話をしました。

次に漢方的な問診からこの患部さんに合いそうな漢方薬を探すことにしました。

そして、問診をしてみると、基本的には健康であるということがわかりました。

その中でも気になったのが生理の量が前より少なくなってきているということと、冷え性があり、手足の先が冷えるということでした。

これらの症状から考えられる漢方的な不妊の原因は瘀血(血流障害)か血虚(女性ホルモン不足)です。

そこで、舌の状態をチェックしてみると、瘀血はそれほどひどくなさそうです。

これらのことと、年齢的な問題を考慮すると瘀血よりも血虚の方が強いのではないかと思いました。

そこで、この患者さんに合う漢方薬をチェックしてみると・・・どうも血虚に使う漢方薬で合っている気がしました。

そして、この漢方薬は不育症の患者さんによく使う漢方薬でもあるのです。

漢方薬イメージ

そのため、改めて病院でちゃんと不育症の検査を受けていただくようお願いしました。

そして、次に来られた際に病院で検査を受けたかどうかお伺いすると、検査を受けられていて、AMH(卵巣年齢)は1.65で右の卵管のつまりがあり、FTを勧められたそうです。

そしてビタミンDの値が低かったため、サプリメントを勧められ、服用を始められたそうです。

肝心の不育症ですが、不育症はなかったそうです。

その話を聞いてちょっとほっとしました。

とすると・・・自分が出した漢方薬が間違っているのかと思い、再度、漢方薬が合っているかチェックしてみると・・・やっぱりこの漢方薬で合っている気がします。

そのため、継続してこの漢方薬を服用していただくことにしました。

患者さんは漢方薬を継続しながら、検査を受けた病院でそのまま不妊治療をしてみることにしたそうです。

そして、40歳の間に1回体外受精をしてみることにしたそうです。

体外受精をするにあたってご主人の状態も良くしたいということで別件で相談を受けました。

衝撃の事実イメージ

その相談で衝撃の事実が分かりました。

ご主人の精液量にはムラがあるのですけれども、 それよりも問題なのは運動率でした1年前の精液検査の結果で運動率が0%の時があったのです。

良い時で10%少し超えるくらいでした。

完全な精子無力症です。

これで自然妊娠するのは奇跡に近いと思いまし、ヘタをすると、体外受精でもうまく受精ができないかもしれません。

全て顕微授精にした方が良い数値です。

そこでご主人の方にも漢方薬を飲んでいただくことにしました。

漢方薬の系統としては元気にするものです。

そして漢方服用していて数ヶ月後再度検査をしてみると、やはりムラはあるのですが一番良い時で70%まで上昇していました。

そして、それから数ヶ月後に採卵をしたのです。

採卵できた数は10個となかなか良かったのですが、実際に受精したのは5個で、そのうち胚盤胞まで育てたものはうまくいかず、最終的には初期胚凍結の2個だけという結果になりました。

その2ヶ月後に凍結胚の一個を返してみたのですが、うまくいきませんでした。

そして、それからさらに約2ヶ月後に再度残っていた最後の卵を返したのです。

そこで見事妊娠されたのでした。

本当に良かったです。

ただ、前回8週で稽留流産をされているため、 全面的に安心することはできないのですが、ひとまずは妊娠されて良かったです。

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