めまいの患者さんが来られました。この方、以前、NPO団体の依頼で健康講座をした際にお手伝いをされていた方でした。
5年前に酷いめまいになり、その時には耳鼻科で診てもらって三半規管に問題があるといわれ、そこで治療を受けて治ってたそうです。
ところが、去年の秋に、再びめまいか再発したそうです。
その時も病院で、治療を受けたそうです。
でも今回は、漢方で治療をしてみようと思って相談に来られたのです。
そこで、もう少し詳しく症状などをお伺いすることにしました。
まずどんなめまいなのかお伺いすると、ふわふわするめまいなのだそうです。そして、今回の症状はめまいだけかお伺いすると、高温のザーッという耳鳴りも一緒にでてきたそうなのです。
もう少し正確にいうと、耳鳴りの音がひどくなるとめまいかするそうなのです。
そした、過去のめまいについてもお伺いすると、5年前のめまいはぐるぐるする回転性のめまいで、去年の秋も同様でぐるぐるするめまいだったそうです。
それ以外についても、いろいろお伺いしましたが、気になったのがもともと1ヶ月ごとにあった生理周期が1ヶ月半に延びてきていることでした。
この方の年齢から考えると、更年期障害の可能性もあると考えました。
そこで、めまいの反応のでるツボと更年期障害の反応の出るツボ、自律神経失調などの反応のでるツボの反応をそれぞれチェックしてみました。
そうすると、めまいのツボと更年期障害のでるツボに反応がありました。
そこで、今回は更年期障害が原因でめまいが生じていると思えたので、
更年期障害が原因となってめまいが生じる際に用いる漢方薬の中から合いそうな薬を探してみました。
そうすると・・・
割りと更年期障害に良く使う漢方薬が合っている気がしました。
そこでこのお薬をとりあえず1週間飲んでもらうことにしました。
そして、1週間後、来られた際に様子をお伺いすると・・・1週間前よりは良くなっているそうですがまだ症状はでるそうです。
そこで再度身体の状態をチェックすると・・・まだ漢方薬は合っているきがします。
そのため、今度は同じお薬で2週間分お出しすることにしました。
そして、2週間後来られた際に様子をお伺いすると・・・もう耳鳴りとめまいの症状は全く出なくなったそうです。
ただ、実際にめまいのツボの反応をチェックすると、まだめまいの反応は消えていないです。
こういう場合、症状が無くなったからといって、漢方を止めると、すぐに症状が再発してしまうのです。
そのため、もうしばらく漢方薬を服用していただくことにしました。
それにしても・・・とりあえず、症状が消えてよかったです。