ニキビ治療の患者さんが来られました。遠目で見ると良さそうですが、と思ったのですが、近づくと患者さんから右のほっぺたのところに大きな赤いニキビができたというのです。え~!!なんで~???ということでとりあえず、今飲んでいる漢方薬が合わなくなっていないかチェックしてみます。すると・・・大丈夫そうです。少なくとも漢方薬が悪化の原因にはなっていないようです。とすると・・・なんでしょう?ちなみにこの方は漢方を服用されてそろそろ3か月くらいだと思うのですが、来られたころに比べて随分症状は落ち着いてきていたのです。このまま良くなるのではないかと考えていたのです。ところが・・・です。
そこで何か肌に悪いことしなかったか心当たりを聞いてみることにしました。そうすると・・・なんのことはない、理由で悪化していました。原因はチョコレートを食べたことのようでした。ただこの方今まではチョコレートなども一切取らずに頑張ってきていたのです。
まあでも食べたくなることも仕方ないし、食べて悪化したことがわかればそれほど食べなくなるのが普通なので、これも勉強ということで終わらせようとしたのですが、この患者さんから質問がありました。「もうずっとチョコレートは食べちゃいけないのですか?」
答えはNOです。普通の人に比べれば食べれる量の限界はちょっと少ないかもしれませんがいずれは食べれるようになります。
それはどのくらい先かというと人にもよりますが、合っている漢方薬を飲み続けて7か月くらい経過してくると、良にもよりますが、ちょっと食べたくらいだと大丈夫になってきます。でも食べ過ぎれば当然悪化します。いわゆる体質改善されてきたらということなのです。それが急には起こらないのです。あくまで合っている薬をうまく続けれればということですが・・・それで1年くらい続ければ良くなる場合が多いと思います。継続は力なりということなのです。