今日病院でニキビの漢方薬を出されてトータル1年飲んでいる患者さんが来られました。そのかた最初はその漢方薬を飲んで調子よかったそうですが、一度止めてから再度悪化し、最近では顎までにきびが出てきて困っているそうなのです。
こういう場合、考えられることは3つあります。一つは漢方薬が合わなくなった。2つ目は生活環境が変わった、ニキビ用の化粧品を変えた。この3つがどうなのかをうかがうと、なんと3つとも変わっているのです。
そこで一つ一つチェックしてみることにしました。一つめは生活、特に食生活が重要です。でも以前の生活と比べて特に悪くなっている感じはありません。次にスキンケア、でも残念ながらこの日は化粧品類を持って来られていませんでした。そこで次に漢方薬をチェックしてみると・・・頬あたりのニキビには効いていた感じがあります。でも顎のニキビの原因になっている可能性があるのです。というのはこの方もともとオイリーだったのですが、ある時から肌がカサカサするようになったというのです。この肌質が変わった原因が漢方薬ではないかと思うのです。なぜなら、この漢方薬は苦いのです。そしてこの苦味は過剰になると皮膚を乾燥させたりすることがあるのです。
そこで漢方薬をうちで飲んでもらうことにしました。とりあえず1週間出して様子を見ることにしました。