にきびの漢方相談をしていると、患者さんから食事についての相談を受けますし、食事の指導がかなり重要になってくるのも事実です。

そのなかでも重要なのは日常の食事以外の部分です。

これは、ほんとに人によってですが、すごくちゃんとした食事をしているにもかかわらず、お菓子だけは止められないという方が中にはおられます。

これはまさに、穴の空いたバケツに水をそそぐようなもので、治療は遅々としてすすみません。

場合によっては通常の食事以上に間食の状態が重要となったりするのです。

そういう食事のあり方を問う典型的な症状がニキビ・吹き出物といえると思います。

その原則というのは別のページでも書いていると思いますが、基本的に高カロリーなものはとらないということです。

ただし、育ち盛りのお子さんの場合は若干致し方がないのではないかとも思うのですが・・・

でも原則としてはそうなのです。

漢方薬局ハーブスイメージ

余分なカロリーが白ニキビを作り出すと考えてもらうとわかりやすいのかなと思います。

ということで当然ポテトチップスはニキビの患者さんにとってそれほど喜ばしいものではありません。

ただ・・・経験的にいえば、ポテトチップス直接ニキビに影響を与えていたなという印象を持ったことはほとんどありません。

おそらく原因の一つにはなると思うのですが、これがメインの原因にはならないのではないか?と個人的には考えています。

じゃあポテトチップスはたべていいの~?と言いたくなると思うのですが・・・それはケースバイケースなのです。

もしうちで治療に来られていて、どうしてもポテトチップス食べたい人は、僕にポテトチップスたべていい?

と聞いてみてください。

人によって答えは変わってくると思います。

どうしてものひとには何かアイデアを工夫してみたいと思います。

いつも困難な問題から工夫は生まれるものなのです。