紹介で患者さんが来られました。
ご相談内容は喘息です。
漢方相談された最初の段階では小学校の中学年くらいの年齢でした。
喘息が出始めたのは幼稚園の頃からだそうです。
どうして喘息が出るようになったか?そのきっかけや原因は分からないという事でした。
ただ、軽度ですが、他にも小児アトピーもあったそうなので、アレルギー体質という事なのかもしれません。
まあ、喘息の患者さんの場合、アトピーと喘息とアレルギー性鼻炎はセットで出る方が多いので、これは特別な事ではないのですけどね。
今までは病院にかかっていたそうですが、極力病院のお薬は使いたくないということで、ステロイド剤や吸入薬は出ているそうですが、普段はあまり使わず、症状がひどい時にだけ、使われるという話でした。
ただ、この患者さん過去に喘息発作が酷くて入院されたこともあるので、決して症状が軽い訳でない感じでした。
実際、この患者さんが薬局におられるとき少し注意深く音を聞いていると、喘息の患者さん特有の気道が狭くなっている感じの呼吸音がたまに聞こえるのです。

実際もう少し詳しくお伺いすると、日常的にゼーゼーやヒューヒューという喘息特有の喘鳴があるという事でした。
そのためやっぱり印象としては、それ程軽い問題ではないと思いました。
そこで、この患者さんの体質を知るために、漢方的な問診や、その他の東洋医学的なチェックを行いました。
その中でご本人は体力的にはふつう位に思われていたようですが、ご家族の方から風邪を引きやすい話や、体温が低めであること、それから7、8月の暑い時期に体調を崩して喘息発作が起こりやすいというお話からも、少し虚弱体質なのではないか?と思いました。
そこら辺の事を踏まえて、喘息に用いる漢方薬の中からこの患者さんに合いそうなものを選んで、とりあえず2週間分服用していただくことにしました。
そして2週間後来られた際に様子をお伺いすると・・・微妙に良い気がするという感じでした。
そして、大体2~3週間間隔でご相談に来られたのですが、漢方薬を服用されていると完全ではないですが喘息は抑えられているみたいでした。
漢方薬が煎じ薬のため、旅行された際に飲むことが出来ず、その時だけ喘息発作が出たという事でした。

この漢方薬を続けてもらっていたのですが、悪くは無いけれど、完ぺきではないという印象を私は持っていました。
しかし、これに変わる漢方薬がなかなか見つかりませんでした。
このような状況で漢方薬を続けていただいていたのですが、約半年を過ぎた頃に、この煎じ薬を服用しても症状が全く改善されなくなってきました。
そして再び喘息症状が出るようになり、夜寝るのが大変で吸入薬を再び使用されるようになったのです。
そこで、かなり時間をかけて、再度考えに考え、東洋医学的なチェックを行い、この患者さんに合いそうな漢方薬をやっと見つけました。
そして、その漢方薬を服用していただいたところ、1週間で随分改善し良く眠れるようになったそうです。
その後は、ご相談に来られる度にどんどん良くなっていかれたのです。
そして漢方薬を変更してから約3か月で症状は全く出なくなりました。
この頃からお薬は1か月分お出しするようになったのですが、そのあたりから患者さんの飲み忘れがどんどん酷くなってきました。
酷い時だと1か月分で2週間分以上残っているような状態の時もありました。(学生さんあるあるです)

そうすると、なかなか体質改善が進まないのです。
それで、ずるずると治療が長引きました。
恐らく、合う漢方薬が見つかってからちゃんと飲み忘れなく漢方薬を服用されれば6~7か月で治療は終了していたと思いますが、この方は1年経ってもまだちゃんと服用されない状態が続いていました。
この状態を続けると、また再発してくるケースもあるのです。
※実際、最近になって非常に軽度ですが、時々喘鳴が出てきたそうなのです。
そこで、再び悪化してしまわないように完治させるため、患者さんにお話しをしてしっかり飲むようにお伝えしました。
そしてそこから、この患者さんもまた改めて頑張って漢方薬を服用されるようになり、頑張り始めて約2ヵ月、この漢方薬に切り替えてから約14か月(治療終了予定期間の丁度倍の期間)でやっと漢方治療を終了することが出来ました。
なかなか長かったですが、症状は全く出なくなったので良かったです。
体質改善には最後の詰めも大事なのです。
でも本当に良かったです。
ホッとしました。
さらに
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