ご家族の紹介で患者さんが来られました。

ご相談内容は咳喘息だそうです。

10年以上前から少しずつ定期的に咳が出るようになったそうです。はじめの頃は普通の咳だったそうですが、徐々に悪化していき、百日咳みたいに連続で何日も咳が続くことが多くなり、最近では少なくとも月に1回は原因の分からない咳に悩まされているそうです。

さらに症状について詳しくお伺いしてみました。

この咳喘息は始まるとどのくらいの日数続くのかをお伺いしたところ、1か月に1回ですが、基本的に2~3週間は続くそうです。そして症状が出始めると、その症状は一日中続くのだそうです。

夜中に寝ていても症状が出るそうです。

次にこの症状主にどういう時に出やすいのかお伺いしたところ、寒暖差、人の多い場所(咳をしてはいけないと思うと出る感じだそうです)、横になると出やすいそうです。

また、この病気になったきっかけについてお伺いしたところ、はっきりとは分からないという事でしたが、ストレスなのかなああ?という感じでした。

次に既往歴、現病歴についてお伺いしたところ、毎年花粉症が出ることと、副鼻腔炎になりやすいということで、これも症状が出た時に病院に行かれて治療を受けるという事でした。

そして、病院での治療についてお伺いしました。

漢方治療イメージ

咳喘息と診断した病院からは、抗アレルギー薬、痰きりの薬、咳を鎮める薬が2種類、喘息を止める吸入薬などが出ていました。

これらは症状が出た時に病院に行って出してもらっているようでした。

そして、これらを服用してもその時は治まっても、実際には徐々に症状は悪化してきているということでした。

そこでさらに東洋医学的な問診やその他の東洋医学的なチェックを行い、この患者さんに合うと思われる漢方薬を見つけました。

やはり、漢方的にみてもメンタル系に問題があるように思われました。

そこでこの患者さんのメンタル的な問題を改善させると思われる漢方薬をとりあえず2週間お出しして様子をみることにしました。

そして2週間後来られた際に様子をお伺いすると・・・大きな症状は出ていないという事でしたが月に1~2週間は調子が良いという事なので、たまたまその周期に重なった可能性もあるため、さらに2週間同じ漢方薬で様子をみていただくことにしました。

そして2週間後、来られた際に様子をお伺いすると・・・咳喘息は落ち着いているそうです。

今までは必ず1か月に1回症状が出て1回出始めると2~3週間続いていたのに、それも起きていないそうです。

最近気になるのは目やにでそれが4~5日続いているそうでした。

体質改善イメージ

これに関しては特に治療は必要なさそうだったので、今までと同様咳喘息の漢方薬を服用していただきました。

次来られた際に調子をお伺いすると、漢方薬を飲み始めて以降、咳喘息の症状は出ていないという事でした。

患者さんも調子が良くなっているのを実感されていて、1か月分の漢方薬を出して欲しいという事になりました。

この月以降は1ヵ月ごとにご相談に来られました。

そしてまた1か月後に来られた際に症状をお伺いしても、咳喘息の症状は出ておらず、現在気になるのは足裏のタコが痛くて気になるのだそうです。

これに関しては整形外科に行ってみてもらうようお願いしました。

ここから約半年は全く同じ漢方薬を続けていただき、それ以降は徐々に減薬していき、約10ヵ月後に卒業となりました。

漢方薬を服用し始めて以降結果として症状は全く出なかったのです。

ただこれは非常に珍しい事で、通常は漢方薬を服用することで良かったり悪かったりを繰り返しながら徐々に症状が治まっていくことの方が多いです。

そして病院にかかっても10年以上治らず、むしろ徐々に悪化していた咳喘息が、約1年2ヵ月の漢方薬の服用で、比較的順調に治療を終えることが出来たのは本当に良かったです。

ホッとしました。

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