ご紹介で患者さんが来られました。

ご相談の内容は正常眼圧緑内障です。

約3年前からこの病気になったそうですが、ご自身でははっきりとした原因はわからないそうです。

眼圧は左右共にもともとは12㎜Hgだったそうですが、この病気になってからは両目とも眼圧が14㎜Hgくらいだそうです。

ご自身の自覚症状はほとんどないそうですが、病院の眼科で2ヵ月に1回定期的にチェックしてもらっており、自覚できない周辺の視野の一部が左右共に欠落しているということでした。

病歴をお伺いすると子宮筋腫があったそうで、全適されたということでした。

そして現在の血圧が140台/80台ということでした。

あと他の症状で気になっているのは不眠症で、寝入りは悪くないそうですが、夜の1時くらいに寝始めて2~3時に必ず起きるのだそうです。

漢方治療イメージ

現在使用・服用されているされている、お薬やサプリメントについてお伺いしたところ、正常眼圧緑内障に関しては点眼液がでているそうです。

ご自身で服用されているサプリメントとしては、VDのサプリ、オメガ3のサプリ、地竜やレスベラトールなどが入ったサプリなどを服用されていました。

ここからさらに、追加の問診や東洋医学的な体質を見極めるための東洋医学的な問診や舌診、その他の東洋医学的なチェックなどを行いました。

そうすると分かったのは、この患者さんはかなり仕事が大変でかなりストレスを抱えていることが分かりました。

その仕事の負荷がかかった時期と正常眼圧緑内障になった時期が重なっているように思われました。

そのため、これはストレスが今回の原因になっているように思われました。

体質改善イメージ

そのため、緑内障に用いる漢方薬の中からストレスを緩和させるような漢方薬の中から、この患者さんに合うと思われる漢方薬をとりあえず2週間分出してみることにしました。

そして2週間後来られた際に様子をお伺いすると・・・

特に自覚症状は何も変化が無いということでした。

漢方のことではなく、仕事が一山超えると体調が良くなるし、仕事が溜まってくると、体調が悪くなるということでした。

そこで、東洋医学的に現在服用されている漢方薬が合っているか確認すると・・・まだ合っている気がしたので、さらにまた2週間服用していただきました。

そして2週間後来られた際に、様子をお伺いすると・・・

自覚症状は何も変化していないということでしたが、

今回はちょうど2ヵ月ぶりに眼科で検査を受けた後で、その検査の結果、眼圧が左右共に14㎜Hgだったのが右が12㎜Hg、左が11㎜Hgになっていたそうです。

そして左下の黒くなっていた視野の部分が若干良くなっているといわれたそうです。

あとは視野検査をするときに、いつも目の視点が一定のポイントを見ることができず視点があちこちに移動していたそうですが、今回は一定のポイントを見ることができたそうです。

そのような話を眼科医の先生から聞いて初めて漢方薬が効いているということを自覚されたそうです。

まだ漢方薬を服用されて1ヵ月なのですが、眼圧が下がってよかったです。

さらに

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