妊娠された不妊治療患者さんの喜びの声

結婚して3年半、子供に恵まれずふとした事をきっかけに、自分の卵の状態が良くないと知り、40歳の時に不妊治療を初めました。

当初、AMHの値は0.7しかなく、一年後には0.1に下がるほど低い状態で、不安しかありませんでした。

初めに通った病院では、排卵誘発剤などの薬を沢山使いましたが、毎月一つの卵しか取れず、顕微受精を試しても、受精はするもののうまく育たず凍結まで進まないという事が続きました。なんとか卵の状態を良くできないかと悩み、兵庫県在住でしたが、谷先生に漢方を処方していただく事になりました。

先生には親身に話を聞いていただき、食べ物からストレス対処法まで沢山のアドバイスをいただきたした

また、転院も勧めていただき、迷ったのですが思い切って先生お薦めのクリニックへ転院しました

こちらのクリニックは、できる限り薬を使わず自然に近い治療をする方針で、私の場合は薬を使っても使わなくても一つの卵しか取れなかったので、体に負担がなくあっていたようでした。

転院先でも顕微受精で受精はするものの、凍結まで進まない事が数ヶ月続きましたが、漢方を飲み始めて半年ほど経った頃、受精卵が育つようになり、初めて凍結する事ができました。

排卵誘発剤は使っていなかったのですが、ひと月に二つの卵が排卵する事も何度かあり、続けて3つの胚盤胞を凍結する事ができました。

体質改善イメージ

その後順調に進み、奇跡的に初めての移植で妊娠ができました。

妊娠後も先生から色々アドバイスをうけ、去年、43歳で無事に出産する事ができました。

谷先生には感謝しかありません。

先生のお力と、漢方がなければ子供は授からなかったと思います。

本当に本当にありがとうございました。

漢方を飲んでいると体調が良く安定していたので、また再開したいと思っています。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

漢方薬局ハーブスのコメント

この患者さんは関西の方でしたが、私の書いた本を読まれて遠方相談を希望されて漢方治療を始めました。

漢方治療を始めるにあたって最初の段階で血液検査のデータや、今までの治療経過、現在服用されているお薬やサプリメントなどをお伺いするのですが、この患者さんの場合、低AMH(1未満)で高FSH(60mIU/mlを超えることがある)で病院の治療方法と採卵結果などから、この患者さんの現在の身体の状態に対し、病院での治療がミスマッチであるように思いました。

そのため、まずはご自身の身体にあった治療を行ってくれる病院に転院することをお勧めしました。

卵巣機能が衰えてくると、病院の治療、漢方治療、ご自身の身体のケア、どれ一つ取りこぼしても不妊治療はうまく行かないのです。

今回は、この患者さんがすぐに病院を変更されたのは実際大きかったと思います。

そして、余分なサプリなどを飲まれてなかったので、身体の状態が悪くなっていなかったのも大きかったです。

そして、患者さんの体質に合う漢方薬をまず探してゆくところから始まりました。

この患者さんはなかなか珍しい体質でだったので、その体質に合う漢方薬を探すのにいつもより時間が長くかかりました。

漢方治療イメージ

実際お出ししたものは、あまり使わない漢方薬の組み合わせでした。

そして合う漢方薬を服用されてもすぐ良くなるわけではありません。

合う漢方薬だったとしてもそこから徐々に体質改善されてゆくのです。

そのため、漢方薬を服用されてから、患者さんが効果を実感されるまで約6か月かかりました。

その間も漢方薬組み合わせなどは微調整を何度も何度も行いました。

でも結果としては漢方治療を開始してから約10か月で妊娠されたのです。

最初の患者さんの状態を考えると、正直私もここまで順調にいくとは思いませんでした。

本当に無事出産され母子共に健康ということで本当に良かったです。

この不妊治療(妊活)患者さんに用いた漢方薬及びその服用期間、費用など

この不妊治療(妊活)患者さんに用いた漢方薬

桂枝加竜骨牡蠣湯など

不妊治療(妊活)漢方薬の服用期間

約10か月

1か月当たりの漢方薬代 15000円/月