基礎体温の低温期がガタガタする8つの原因と対策について書いています

まず基礎体温が明らかに二層になっているなら基本的には低温期のガタガタはよっぽどのものでない限り気にする必要がないです。

ただし、低温期のガタガタが高温期まで続いている場合は妊娠に関わる問題(不妊症の原因)を含んでいることがあるため注意が必要です。

ここに上げた低温期がガタガタする8つの原因の中には基礎体温の高温期までガタガタさせる原因も一部含んでいます。

そのため、その部分をより詳細に理解するため、基礎体温の高温期がガタガタになる3つの原因とその対策とは?はぜひ読んでみてください。

 

基礎体温の低温期がガタガタする原因

 

原因1 基礎体温を測る時間が一定ではない。

これも意外におられます。

早く起きると、基礎体温は低めに出ます

遅く起きると、基礎体温は高めに出ます

つまり、起きる時間がバラバラだと誰でも基礎体温はガタガタになるのです。

あとは過去におられた方の例を挙げると

仕事が24時間稼働している工場勤務で2交代のシフト制で最初の2週間は日勤で後半の2週間は夜勤のような仕事をしている方は2週間ごとに起きる時間は一定ですが、基礎体温はバラバラでした。

原因2 基礎体温計の問題

過去に数名おられたのは基礎体温計を使わず体温計を使っていた人がいました。

そうすると、小数点第二位まで出ないので基本大雑把な基礎体温になりますし、ぶれも多いです。

もう一つの問題は基礎体温計の電池が切れかかっていたケースです。

このケースも数名おられました。

電池を変えたとたんにきれいな基礎体温に戻りました。

原因3実は自分が気にしすぎているだけで一般にはガタガタではない。

私の漢方薬局に通われている患者さんでも時々おられます。

最近基礎体温がガタガタして不安で仕方がないというような相談をされる患者さんはおられます。

その基礎体温を実際に見せてもらうと、特に問題なしという方の方が多いのです。

この基礎体温がガタガタしているかどうかは本人の主観によるところが多いのです。

そして多くの方は自分の基礎体温以外見たことがないので、どうしてもネット上に載っている理想的な基礎体温と自分を比べてしまって落ちこむ方が多いのです。

原因4 病院で出されているホルモン剤の影響

ホルモン補充療法を受けられていている方にたまに見られます

ホルモン補充療法を受けると多くの方が基礎体温が低温期も高温期も上昇してきて全体的常に高い基礎体温になります。

その上昇過程で低温期がまだらに上昇するようなことが起きる方がおられます。

これはホルモン剤の影響です。

これによって特に不妊症になるわけではないので気にされなくてもよいと思います。

またホルモン補充療法にによる体外受精の直後に基礎体温の低温期が乱れる方がおられます

これも大量の女性ホルモンを補充したための一時的なバランスの乱れの事が多いですが、たまにそのまま乱れが続くこともあるので注意が必要です。

 

原因5 高プロラクチン血症

高プロラクチン血症の患者さんはそうでない患者さんと比べると低温期がガタガタしやすい傾向があります

特に低温期から高温期に移行する時期にガタガタしやすい傾向が強まります。あとに

この高プロラクチン血症かどうかは、病院の血液検査で調べることができます。

そのため、気になる方は病院で一度血液検査を受けてみるのも1つだと思います。

高プロラクチン血症に関しては病院でカバサールやパーロデルという薬による治療が可能です。

ただしこれらには吐き気や胃腸症状などの副作用が生じることがあります。

そういう場合には漢方薬という選択肢もあります。

 

原因6 女性ホルモンのバランスの乱れ

女性ホルモンの分泌バランスが乱れた結果として低温期がガタガタになることがあります

具体的に例を挙げると、流産直後ので特に掻把手術を受けた最初の基礎体温の低温期はガタガタしやすいです。

しかし早い方だと、すぐに排卵し、高温期を迎えた段階で回復する方もおられます。

そこまで早く改善が見られなくても2カ月程度は様子をみても大丈夫です。

 

ただし、それ以降も基礎体温の乱れが続くようであれば、現在掛かっている病院で相談してみてください。

原因7 更年期障害

これもある意味女性ホルモンバランスの乱れですが、加齢(主に40代~50代)に伴って生じるものです。

ただし、誰もが更年期障害を発症するわけではないですし、更年期障害の方が必ず基礎体温がギザギザになるわけではないです。

でも同じ年代の女性で比べれば明らかに更年期障害の方の方が基礎体温がガタガタしやすいです。

 

原因8 合わないサプリや漢方薬を服用している

これは結構原因としては多いと思います

自分でネットの情報を鵜呑みにしてサプリメントを購入する方は非常に多いです。

その中にはビタミン系のサプリメントなど大丈夫なものなものもあるのですが、マカやザクロなど合わないと基礎体温がぐちゃぐちゃになるるものもあるので注意が必要です。

ただし、基礎体温が高温期までギザギザしていないのであれば特に気にする必要はないと思います。

漢方薬も同様で、合わない漢方薬を服用するとギザギザになります

これも低温期のみギザギザであるのであれば、さほど気にする必要はありません。

もし、それが高温期にまで及んでギザギザとなっているのであれば、それを出した漢方の先生に相談された方が良いと思います。

 

まとめ

基礎体温の低温期がガタガタがする8つの原因と対策は?について書きました。

しかし、原因4の体外受精の後の基礎体温の問題や原因5の高プロラクチン血症、原因6の流産後の女性ホルモンの分泌の問題、原因7の更年期障害などは、その後の経過を見ながら気を付けてチェックしてみることが必要になると思います。

そして、疑問や不安を感じた場合は産婦人科などの専門病院で相談されればよいと思います。

また原因8に関しても低温期に限った乱れであれば問題ないと思いますが、高温期にまたがって影響を与えているようであれば服用中止や漢方薬の変更なども視野に入れるべきだと思います。

どちらしにろ、この原因は自己判断せず、専門家に相談すべき問題だと思います。

もし、サプリメントや漢方薬の服用などでわからない事や不安なことがおありであれば、ご相談いただければと思います。

 

広島の漢方薬局ハーブスのTEL082-507-3470